諸行無常の知恵を持って物事を見る

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コラム
今日、帰り際にお客様が
「今が幸せすぎて、この幸せが
なくなるんじゃないか?
そう考えると、
とても不安になります」
と仰った。

人間というのは今が良すぎても
悪すぎても、どっちでも
悩んでしまう生き物です。

そんな時はブッダの
この言葉を思い出しましょう。

諸行無常

人は絶対的なものを
信じてしまいやすいものです。
永遠に続く幸せ、
変わることのない日常、
誰が見ても正しい正義などは、
頭でつくられた妄想
でしかありません。

冷静に考えれば
そんなものは存在しない
とわかるはずですが、
絶対的なものがある
と考えると安心するので、
何事も移り変わるものだ
と考えないようにして
しまっているのです。


この世のすべての物事は、
なにかの影響を受けて、 
今この瞬間も変化しています。

これを諸行無常と言います。

物質はどんどん酸化していき、
人の細胞は生まれ変わります。

ずっと変わらないように感じる
身近な人の外面も内面も、
知らず知らずのうちに
新しくなっているのです。


「この人にはこうでいてほしい」
「この人はこういう人であるはずだ」
というのは、思い込みです。

「諸行無常であると
知恵を持って
物事を見るとき、
人は苦しみから遠ざかり離れる」
とブッダは言っています。

思い込みや執着を捨てて、
諸行無常という真実を
受け入れられるようになると、
ラクに生きられるようになります。
「何事も移り変わる」というのは、
切ないように感じますが、 
マイナス面ばかりがある
わけではありません。

今感じている苦しみも、
永遠に続くわけではない
と教えてくれるからです。
王子としての
快楽にまみれた暮らしにも、
修行者としての
ストイックな暮らしにも
心が満たされることが
なかったブッダが、
悟りを開いて
ラクに生きられるように
なったように、
誰の苦しみも幸せへと
転換することができるのです。

※ブッダが教えるラクな生き方 
宝島社より引用


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