日刊リフォームマガジンVol.10
こんにちは!
リフォームのお得情報の毎日更新っを目標にしているユウジです。
今回のテーマは私が営業時代にベスト5に入るお悩み『新築か?リフォームか?』をテーマにお話ししていきたいと思います。
「終の住み家としてどちらにしようか悩んでる」
「2世帯で住む為、リフォームか新築かで悩んでいる」
「親から家を受け継いだのでリフォームを考えているが、正直悩んでいる」
こういったご相談が本当に多かったです。
また、それをどうやって決めるのか?
・費用?
・生活環境?
・思い入れ?
このようなお話を今日はさせていただこうと思っています。
ちなみに私の個人的な意見ですが、
『お金が許すなら新築一択』です。
それでは解説させていただきます。
(小難しい話はしません)
【新築か?リフォームか?で考えなければいけない事】
・法規(建築するうえでの規則、法律の事)
➤実家の家の道路を見たときに非常に狭く、救急車や消防車が入れないなんてことは無いですか?
このような場合、現在の建築基準では道路を『緊急車両等が通れるように家の土地を削らないと建築ができません。』
この場合、新築を選べば必ずセットバックが必要となってきます。
(リフォームの場合でも、大手は工事をお断りする可能性が高いです)
➤無理な増築をしていませんか?
増築にはルールがあり、『ある一定以上の増築をする場合は届け出が必要であったり、土地や地域ごとに建てられるサイズというものが決められています。』
それが守られていないと新築時には既存の家より規模が縮小する場合があります。(リフォームの場合でも本来、違法建築は是正しなければいけませんが、、、)
・既存の物件の劣化度合い
➤リフォームする場合、既存の家の調査が必要です
既存の家の床下(白蟻被害や劣化度合い)や屋根の調査(傾きや破損、雨漏れ等)、家自体の傾きや地盤の調査等をした上でリフォームを進めるべきです。
家の見える部分はどこの業者でもきれいに出来ますが、見えない部分の劣化度合いをはからないとせっかくの費用が無駄になります。
あまりにも劣化が進んでいる場合、『新築の費用にリフォーム費用が追い付いてしまう本末転倒な現象』がおきてしまいます。
・家族やライフスタイルの将来設計
➤現在住んでいる家族構成を確認し、これからどのように生活していくかを見通して計画を立てましょう。
「当たり前じゃん」
と言われてしまいそうですが案外見えていないことがあります。
例えば、子供が独り立ちして家を出ていき、残るのは夫婦のみとなった場合、2階に重点を置いたリフォームをしても将来的に無駄になってしまう可能性があります。
私なら2階は息子様や娘様が結婚されてお孫様を連れてきたとき用に2階を残しておき、1階部分を重点的にバリアフリー仕様にリフォームすべきです。
(2階に上がることが困難になってくる未来を考えて)
リフォームでは実現できないような構造的、費用的な問題がある場合は新築にすべきです。
【新築よりリフォームした方が費用が大きい場合もある】
・劣化が進んでいる時
→上記の項でも少し触れましたが、既存物件の『劣化が激しい場合は構造的な部分から仕上げまでをほぼすべて触らなければいけない場合はリフォーム費用が新築費用においついてしまいます。』
(基礎や骨組み以外をやり直すリノベーション等)
・大幅に増築をしないといけない時
→既存物件の広さでは理想の形にならない場合に増築という方法が出てきます。
増築は新しい基礎に柱等、『部分的に新築』するようなもので、申請が必要になったりとグングン費用が上がっていきます。
気が付けば、リフォーム費用と新築費用が数百万しか変わらなかった、、ということも多々あります。
・構造的な補強を何カ所も入れて行く時
→耐震の補強を現在の建築基準(建築の法律)に合わせようとすると、家全体の壁をめくり、補強し、仕上げをしなければならない為、新築にどんどん費用が近づいていってしまいます。
【まとめ】
これは私の個人的な意見ですが、『予算的に余裕があり、法規的に新築が満足のいく形に実現できるのであれば新築をオススメ』します。
リフォームの営業を長年やってきましたが、リフォームの良いところは『愛着のある家の形を残したい』や『新築より費用を抑えられる』という部分です。
「愛着はあるけど形をガラっと変えたくて、費用的には災害に対して安全対策を第一に考えたい」
という場合はどうしても今の新しい耐震基準等で作られた家には劣ってしまいます。
(古民家等はまた少し別ですが、、)
なので、リフォームか新築かを悩んだ場合はまず、どちらの会社にも相談することをオススメいたします。
今日はここまでにいたします!
少し遅くなりましたが、また明日も記事を続けていこうと思っています。
本日もありがとうございました!
よいリフォームを!