行政書士試験とその後について

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法律・税務・士業全般
今回は行政書士試験が近いということで、試験とその後について書こうと思います。


まず、行政書士試験は法律系の国家資格としては登竜門的な存在で難易度は低いと言われていますが、その実態からです。

行政書士試験の合格率は毎年およそ10%程度、偏差値はおよそ65となっています。
これがどれくらいなのかというと、慶應義塾大学に匹敵するぐらいとなります。つまり、なかなか難しいということです。

しかし、難しいといっても頑張れば、独学でも合格できる範疇にある試験なので、尻込みする必要はありません。


では、軽く僕の学生時代の成績と行政書士試験を受験した時の勉強時間をお話したいと思います。
まず、高校時代です。僕が通っていたのは、中学の通知表の成績がオール3ぐらいで入れる一般的な学力の学校でした。
その時の成績は360人中320位ぐらいで赤点なんてしょっちゅうとって、補習なんて当たり前でした。
それでもなんとか、愛知県で一番学力が低い大学に入ることができました。
そして、案の定、一番学力が低い大学にもかかわらず、1年留年するという結果になってしまいました。

と、まあ、こんな感じでお世辞にも頭がいいとは言えない僕が行政書士試験で合格するまでにかかった期間ですが、およそ7か月です。
ただ、勉強は過酷を極めました。

当時は会計事務所の職員をしていたのですが、朝は会計事務所の隣にあるマックで朝6時から出勤時間まで勉強し、昼はなんかよくわからないけど、事務所で食べなければならず、勉強はできなかったので、帰ってからまた勉強していました。
平日の平均勉強時間は6時間以上だったと思います。
さらに休日は10~12時間ぐらい勉強していました。

勉強方法は、まずテキストを読むことをしましたが、内容がさっぱりわからなくて、2回ぐらいしか読みませんでした。その後はひたすら、過去問をやっていました。過去問は今有名になっている肢別ではなく、ちゃんと5択の問題を解きまくっていました。
それでなんとか9月半ばには過去問が完璧に解けるようになり、そこからは時間配分を調整するため、模擬問題を3時間以内に解くということをやっていました。
そして、記述は最後の1週間に少し練習して試験に挑みました。
結果は238点!記述は全然できていなかったけど、合格することができました。

しかし、本番はこれからでした。
僕もはじめは勘違いしていました。資格があれば、仕事は勝手に入ってくるものだと。。。
僕が独立した当初、2か月間何も仕事がありませんでした。

行政書士は試験に合格して、登録しても、勝手に仕事が入ってくるものではありません。自分で営業する必要があります。もっというと、マーケティングをして、それに合った営業が必要となります。
現在はホームページは持っていて当たり前です。
その他、相続や遺言を専門にしたい場合は、基本的にお年寄りの方を相手にすることもあるので、アナログ的な営業も必要です。
行政書士は合格してからの方が大変です。

何が言いたいのかというと、覚悟をもって行政書士になってくださいということです。

ただ、僕は若い行政書士が活躍できるようになったらいいなと思っています。
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