海外移住・生活・留学・進学・就職・転職 - 2

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皆さん

お疲れ様です。

本日のトピックは、海外移住・生活・留学・進学・就職・転職の続きです。

前々回の投稿では、旅行を目的として入国する利点と欠点に関してお話しさせて頂きました。

今回は、仕事を目的として入国するという選択について触れさせて頂きます。

結論から言うと、この選択が一番ハードルが高いです。

現地でフルタイムで就労を可能にするのは就労ビザで、これを日本で事前に取得してから、現地に飛び、入国するということになります。

(就労ビザとは、現地法人・現地の雇用主が個々の従業員の採用を決め、政府に申請し、政府が認可し発行し、現地法人・現地の雇用主を通じて、個々の従業員に割り当てられるものです。)

(契約の長さに応じて有効期限が決まります。)

(就労ビザは現地法人・現地の雇用主と紐づいていますので、退社するとその時点で失効します。)

(国によっては、数年間勤務し続けると退社後も既存の有効期限まで効力が継続する場合もあります。)

しかし、現地政府は誰にでも就労ビザを発行するわけでありません。

例えば、私が現地のレストランでアルバイトのウェイターとして働いています。オーナーが私を気に入り、その時点で私のために現地政府に就労ビザの申請を行なったとしても、認可・発行はされません。

オーナーは、まず私とフルタイムの契約を決め、マネージャークラスの役職を約束し、年収も現地の他の従業員と同等であることを契約書に明記しなければ、申請しても認可・発行の可能性はありません。

よって、現地法人・現地の雇用主にしてみれば、申請は時間と労力更に申請費用も発生する難解なプロセスのため、実際には就労ビザを取得してあげようという発想になり辛いのが現実です。

上記を踏まえ、仕事を目的として入国するという選択において、実現が可能なのは以下の3点です。

1. 日本で既にお勤めされている企業の関連会社が海外に存在し、そこへ移動する。
(一番多いケースでしょう。)

2. 日本で事前に海外の就職先を確保し、就職する。
(私はこのケースでした。)

3. 勉強か旅行を目的として入国し、現地で就職活動を行い、就職先を確保し、就職する。
(留学生がよく試みるパターンです。)

私は日本から海外の約50社に連絡し、最終的に香港、ベトナム、アイルランド、UAEから就労ビザの取得を約束してもらいました。諸々を考慮し、香港とアイルランドの2択に絞り、現地に一時的に渡航し、現地で最終面談を行い、帰国し、最終的にアイルランドの企業を選び、就労ビザの申請をお願いしました。)

因みに、私が就職活動を行ったのは、イギリスで5年間生活した後で、またその時点で私の英語は既に流暢でした。

就労ビザの取得は、双方にとって労力でありまたリスクが高いため、一番困難な選択肢と言えると思います。

参考になさって下さい :)

北家
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