無事到着して隔離完了~お墓の儀式依頼開始まで

記事
占い
成田から出発してマレーシアに到着までとてもスムーズでした。
数か月前と比べると人が少なく、PCR検査や書類確認もより簡単に。
隔離が必要でしたが、特に問題なく完了。

最初の1件のご依頼はお墓儀式依頼です。今回はお客様の許可を得て撮影できるように交渉しました。そうすると弟子達は将来参考できるように。特にレアな儀式が含まれてると、よっぽどタイミングよく参加しないと実際の目で見て習うことができませんので、全員を呼ぶわけには行けませんし(お客様がビックリします(笑))、このように録画することで、残せるのは時代の流れかもしれません。
wangshan01.JPG
(供養品の準備中)

簡単に説明しますと、土葬が完了した状態で、最後の儀式で難しい名前ですが「旺山儀式」と言います。これはお墓が正式に完成したことを示し、土葬完了後100日以内に吉日を選んで、行うこの儀式の目的は:

(1)子孫と他界された方との因縁浄化
(2)死者送り(最後のお別れ)
(3)最初の祖先供養
(4)子孫・後世に幸運と幸福の願いを

実際今回のご依頼に一人の家族が他界された方との関係が良くなかったようで、そこで生前の因縁絶つことにより、お互いに憎しみや負の感情から解放され、他界の方は安らかに黄泉の道へ、現生の家族は通常の生活へそれぞれ分かれ道をハッキリさせることが大事です。

先祖への供養の大切さ

死の別れは恐らく人生最後で最大のイベントと言っても過言ではありません。それぞれの未練、後悔、憎しみや怨念等を残すのは何十年も生きてきた人間として当たり前です。残された家族との関係をきれいにする因縁浄化はとても大事です。これは別に悪いことではなく、最後に”仲良く”お互いに祝福試合、お別れするということです。他界された方は未練なく黄泉の道へ※、残された方はより前向きに生きていくことができます。また、残された家族や親族同士の仲直りの良いきっかけでもありますので、この儀式はなるべく家族全員、親戚を含めて参加することが非常良く幼い子供も先祖を知る機会で参加可能です。家族円満の形でお送りすることになりますので、非常に重要な儀式です。
※成仏と思う方がいるかもしれませんが、成仏はそのあとになります。修行された方はまた別のお話です。

宗教の違い

今回依頼主の家族の一部はクリスト教徒でありながら参加していました。この儀式への参加は本人たちの宗教への信仰心に影響なくクリスト教の「主」への絶対信仰はそのままで、別の宗教へ入ったわけでもありませんので、お客様の宗教関係なく、気軽に依頼できるのが我々の門派の良いところの一つと言えるでしょう。

後記

忙しい現代はより簡単なお葬式で済ませる時代。そして新たな世代交代になり、一通りまでお葬式をやることも減っていくでしょう。お葬式は通夜のイメージが強いですが、本来は「旺山儀式」という最後のお別れまでが本当のお葬式の終わりです。

「旺山儀式」は比較的に簡単に見えるが、まず呪文が長いのが難点(汗)。そして、大家族で来られた場合は、こちらが用意する供養品も人数分も多く、しかもちょうど炎天下で大変でした。その日空いていたのが弟弟子が三人で師匠と私含めて5人でちょうど良かったです。今回初めて動画を取れましたので、将来の弟子たちに残せて、少し嬉しかったです。



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す