有馬記念(G1) [重賞最終見解]

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2023年12月24日(日)

中山11R 有馬記念

昨年6人気2着ボルドグフーシュは、前走3000mG1の菊花賞2着からの臨戦で、芝2200m重賞にも好走実績を持っていた馬。

一昨年5人気2着ディープボンドは、芝2200m重賞と海外の重賞レースの勝利実績馬。

一昨年11人気2着サラキアは、芝1800mの重賞勝ち馬で、芝2200mのエリザベス女王杯(G1)2着馬。

2019年4人気3着ワールドプレミアは、菊花賞勝ち馬で、後に3200mのG1レース天皇賞春も勝利。

前年も3着に好走し、2018年も9人気3着と馬券のポイントになったシュヴァルグランは、2500m、3000m重賞の勝ち馬で、天皇賞春の連対実績も持っていた馬。

このように、近5年の有馬記念で当日単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した上記5頭は、全馬が1800m、2200m、2500m、あるいは3000m超の非根幹距離の重賞で好走実績を持っていた馬という共通項。

いわゆる主流距離ではない芝2500mのG1レースだけに、同じく非根幹距離や海外のG1レース等々、日本の主流ではないカテゴリーに実績がある馬の期待値が高いレース。

ソールオリエンスは、前走の菊花賞(京都芝3000m・G1)が上がり順位3番手の末脚で3着。

前述の通り、過去5年の有馬記念は、4人気以下で複勝圏内に好走した5頭全馬が前走凱旋門賞組、もしくはエリザベス女王杯、菊花賞、ジャパンCの何れかのG1レースで5着以内or上がり順位5番手以内馬。

また、過去5年で4人気以下から複勝圏内に好走した5頭は、全馬が非根幹距離の芝G1レースで好走実績を持っていた馬というデータも。

血統構成は、キタサンブラック×Motivator。

父は2017年の有馬記念勝ち馬で、当レースは3年連続で3着以内に好走。

昨年の勝ち馬イクイノックスも当種牡馬の産駒。

母方は重厚な仏国牝系。

昨年は仏国牝系のワンツー決着。

2019年の勝ち馬リスグラシューも仏国牝系。

2018年の勝ち馬クロノジェネシスは、父が仏国生産のバゴ。

このように、近年の有馬記念はフランス指向の伸びもポイントに。

また、斤量に恵まれる3歳馬、牝馬も昨年まで4連勝中、過去5年で複勝圏内に好走した15頭中11頭も該当と特注系。

3歳馬で前走菊花賞3着内、かつ仏国牝系で非根幹距離の重賞で複数の好走歴を持つ馬という意味では、昨年6人気2着ボルドグフーシュにも近いキャラクター。

スルーセブンシーズは、前走凱旋門賞(仏・芝2400m・G1)4着からの買いローテで、同じ非根幹距離G1レースで有馬記念との親和性も高い宝塚記念(G1)の連対実績馬。

2021年の3着馬で前年の有馬記念を制したクロノジェネシスも、前走凱旋門賞からのローテーションで宝塚記念連覇の実績馬。

また、この両者は何れも牝馬であることも強調。

過去5年の当レースは牝馬が2勝、2020年は牝馬のワンツー決着、直近4年連続で必ず1頭以上は複勝圏内に好走中というデータも。

血統構成は、ドリームジャーニー×クロフネ。

父は2009年の有馬記念勝ち馬で、往年の有馬記念血統、非根幹距離G1血統としても知られるステイゴールド系種牡馬。

有馬記念で3度3着以内に好走したゴールドシップ、有馬記念2勝のオルフェーヴル、2012年10人気2着と高配当馬券を演出したオーシャンブルーなども全てステイゴールド産駒。

尚、母父クロフネは、牝馬の活躍馬を多数輩出することでも知られるフィリーサイアー。

非根幹距離G1レースに実績を持つ牝馬で、母の父がクロフネという意味では、前述したクロノジェネシスにも近いタイプ。

3歳馬のタスティエーラは、父サトノクラウン、母父マンハッタンカフェが何れも日本の非根幹G1レースの勝ち馬。母父は有馬記念勝ち馬。

この馬自身はダービー馬も、本質は非根幹距離巧者の典型的キャラクター。

そういった意味で言えば、ダービー以上のパフォーマンスを魅せても不思議ではない1頭。

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