[重賞展望]ターコイズSの傾向と平日推奨馬

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近5年傾向Pickup

・変則的な中山マイル戦で行われる牝馬限定のハンデ重賞だけに波乱度は高い(過去5年で複勝圏内に好走した15頭中8頭は4人気以下、うち5頭は9人気以下の超大穴)

・スピードの裏付けもポイント、中でも距離延長馬、前走3角5番手以内の先行経験、近2走以内に上がり順位3番手以内の何れか経験馬(過去5年で4人気以下で複勝圏内に好走した8頭全馬が該当)

・父か母父が、キングマンボ、ロベルト、グレイソヴリン、サドラーズウェルズ系などの欧州血統馬か、父ステイゴールド系など重厚な血統馬が走る(過去5年で4人気以下で複勝圏内に好走した8頭全馬が該当)

・変則的な中山マイル重賞でリピーターや中山芝重賞の実績馬、舞台実績馬などの活躍も顕著(近2年はミスニューヨークが連覇、20年21年は2年連続でアンドラステが連対、17年18年はミスパンテールが連覇、デンコウアンジュも2年連続人気薄で3着、昨年12人気3着フィアスプライドは舞台実績馬、一昨年9人気3着フェアリーポルカは中山芝重賞の実績馬)

総括

過去5年のターコイズSで複勝圏内に好走した15頭中8頭は、当日単勝4番人気以下の人気薄。また、そのうち4頭は9番人気以下の超大穴。

トリッキーと称される中山のマイル重賞に加えて、牝馬限定のハンデ戦ということもあり、そのイメージ通りに波乱度は水準以上に高い重賞競走。

また、小回りコースのハンデ戦で体力を凌ぎ合う観点から、重厚な欧州血統馬の期待値が高い傾向も当レースならではの方向性。

過去5年のターコイズSで当日単勝4番人気以下から3着以内に好走した8頭は全馬が、父か母父が欧州血統馬、もしくは欧州血統馬が走る競馬に相性がいい父ステイゴールド系というデータも。

以上を踏まえて推奨馬は下記の通り。

推奨馬

ソーダズリング…前走の三年坂S(京都芝1600m)が上がり最速の末脚で1着。近年の当レースは、近走先行経験馬、距離延長馬、近走上がり上位の実績等々、スピードの裏付けもポイントに。中でも前走の上がり順位が3番手以内馬は過去5年で10人気以下で複勝圏内に好走した4頭中3頭が該当する特注系。血統構成はハーツクライ(母父トニービン)×シンボリクリスエス。昨年4人気2着ウインシャーロットは、本馬の母父と同系統の欧州型ロベルト系スクリーンヒーロー産駒で、母の父がジャングルポケット(父トニービン)。この両者は何れもロベルトの血と凱旋門賞馬トニービンの血が強調された欧州指向の強い血統馬。また、2016年1着マジックタイム、2015年15人気3着と大波乱を演出したオツウは本馬と同様にハーツクライ産駒。ハーツクライ産駒で母父がロベルト系血統馬、かつ前走の上がり順位が3番手以内馬という意味では前述したマジックタイムを彷彿とさせる1頭。

ルージュエクレール…前走の秋風S(中山芝1600m)が上がり最速の末脚で1着。クセの強い中山芝1600m戦が舞台ということもあり、近年の当レースは舞台実績やリピーターの活躍も顕著。近2年はミスニューヨークが連覇、20年21年は2年連続でアンドラステが連対、17年18年はミスパンテールが連覇、デンコウアンジュは2年連続人気薄で3着。また、昨年12人気3着と高配当馬券の立役者となったフィアスプライドも、前走秋風Sで1着、かつ上がり順位も最速だった馬。血統構成は、欧州型ロベルト系エピファネイア×欧州型キングマンボ系キングカメハメハ。例年期待値の高い父も母父も欧州型の重厚な血統馬。昨年の当レースも、父か母父ロベルト系orキングマンボ系の血統馬が複勝圏内を独占。母方はソダシやママコチャなどのG1馬を輩出した名牝系シラユキヒメの一族。いわゆる血統スケールの観点においてもメンバー随一の存在。

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