訪問看護の事業所の選び方のポイント

記事
コラム

訪問頂きありがとうございます。


今日は
訪問看護について
お話していきたいと思います。

私は病棟を経験して、入退院を繰り返す患者さんばかりを見て、
退院後の生活に寄り添うこと、
そして利用者さんがいたい場所で自分らしく過ごしていけるように
サポートすること
それができるようになりたいと思い、
訪問看護に転職しました。

訪問看護では看護学生で実習で行った時から興味はあったものの、
一人で訪問しないといけないから責任が大きいのではないか、
判断力が求められるのではないか、などの不安もありました。

必死で働いた結果、人間関係のせいで結果心は壊れてしまったものの、
訪問看護の仕事自体はやりがいもあり、
事業所によって内容や方針も変わってくるので、
自分の働きやすい働き方で働きやすい人と働くことができる場所も存在すると思います。
私自身、心を壊しさえしなければ、ずっとその分野で頑張りたかったくらいです。




まず訪問看護の事業所の選び方で
見ておいた方がいいな、と思うポイントをまとめてみますね。

これは経験したからこそ、絶対に確認しておいた方が良いと思ったものです。

私は以下のすべてを転職時に聞けなかったのが後悔しておりますので、
これから訪問看護への転職を考えられている方はぜひ確認してほしいです。


①事業所見学、訪問同行してもらえる場所を選ぶ
職場選びは大事だからこそ、
必ず、職場の見学はさせてもらいましょう!

訪問同行をさせてもらえる事業所もありますので、そっちのほうが
ありのままに近い状態を見られるので、
そういったことをさせてもらえるかどうかは
かなり重要ポイントだと思います。

おそらく、その事業所で一番上の立場の看護師の方に同行させてもらうようになりますので、
入社した後、事業所にもよるかもしれませんが、
その方と密に関わる機会が多い可能性が高いです。
だからこそ、同行させてもらう時、
訪問に向かう車内で二人きりになったときの空気感とか、直感は大事です。

私の場合、同じ会社でも違う地区の事業所での同行しかかなわず、
実際に勤務する場所での同行はしなかったので、
それをしなかったことを後悔しています。

場所によっては見学を希望したのに、行ってみたらいきなり面接を受けることになった場所もありましたが、もちろん内定辞退しました。
あとで知りましたが、やはり離職率の高い場所でした。

見学をさせてもらえるかどうか、というのは
入職を考えている側もその事業所の雰囲気、スタッフ間の雰囲気などを見るために大事ですが、
受け入れる会社側にとっても、短い時間ではありますが、
利用者との訪問の様子を同行してもらう際にどのような人かを確認できる、といううえで
双方にメリットがあります。

それをさせてもらえない事業所は大体よろしくないので避けた方がよいと思います。


②正社員の人数、パートの人数と大体の訪問件数。
欠勤ができたときどうカバーしているのか。

どの業界も人員不足ですが、
自分が入って働く場所がどういう人員状況なのかを
知っておくことはとても大切です。

正社員、パートの人数のバランスが良いと、
正社員への負担の軽減にもつながりますので、
人数は必ず確認しておきましょう。
また一日一人大体何件行っているのか、
どれぐらいの期間入職したら同行してもらえるのか、
一人ノルマ何件とか、何か月で独り立ち、と明確に決まっている、と答える事業所よりも、
個人個人の力量や成長スピードにあわせて、
柔軟に対応をされている事業所の方が
絶対に良いです。

これは個人の力量にあった采配をしてくれているかどうかを知る目安にもなるので、
長く働きやすいか、の判断の目安にもなります。

また、もう一つ大事なのが、
体調不良等急な欠勤者が出た時の対応について、
その質問をした時の返し方、言葉、表情は要チェックです。
お互い様だからカバーしあって、
スケジュール調整をして対応できるように、
そういった状況を想定してスケジュールが組まれているかどうかを知れるので
絶対に聞いたほうがいい点だと思います。

特に今コロナの時期で、鼻声なだけでも訪問を拒否したいと言われる利用者ももちろんいらっしゃるので、
スケジュール調整ができるように組むことができているかどうかは
働きやすさ、休みやすさにつながることができます。

特にその事業所の責任者が一番訪問をまわっている事業所は要注意です。
一番全体を見据えなければならない立場の人が一番スケジュールがきつきつに組まれている場合、
もちろんその本人も気持ちに余裕がない状態で仕事をしています。
残業の状況についても、要確認です。


これらは
入ってからの働きやすさに大いに影響ありです。
訪問看護は病棟よりもスタッフ間のコミュニケーションや連携が
密になります。

入る前の雰囲気の直感、人間関係の直感は
大事にした方がよいです。。。


③離職率、定着率の確認、教育制度の確認。
これはいわずもがなですね。
離職率は低いほうがいいですし、もし直近で離職されている方がいたら、
どのような理由で離職されたのか確認した方が良いです。

また、その事業での勤続年数の平均はどれぐらいなのかを知るのも大事です。

そして、一番大事なのは、教育制度
病棟のようにプリセプター制度のように一人教育担当の人がつくのかどうか、
それとも全体でサポートしていくような形なのか、
よく、訪問看護は経験年数が3年前後から、と言われたりもしますが、
場所によっては医療行為自体少ないところ、サポートがしっかりしているところもありますし、
場所によっては新卒を採用している事業所もあります。


事業所によって様々ですが、
率直に見学の際に
一人で判断ができるのか、訪問ができるようになれるか不安です、
と言ってみてください。
その言葉への返し方で、
その事業所や上司の人となりが見えると思います。

大丈夫よ~誰でも最初はそうだから何とかなるよ~と
流されるか、
丁寧に、本人が不安だと思ううちは同行するし、不安な場合は電話での相談などもあるし、
一人で責任を負わないといけないわけじゃない、と
具体的に答えてくれるかどうか、
そのやりとりだけで、今後入職したときに自分が壁にぶつかったときに
寄り添ってサポートしてくれるかどうかがみえるかもしれません。


④オンコール有無
これは事業所にもよりますが、事業所により、
緊急加算をとっているところだと、
24時間利用者からの電話連絡や急な訪問要請を受けるという
オンコール制度があります。

私のところはありませんでしたが、
正社員が多い事務所程オンコールはあると思います。
オンコール制度があるならどれぐらいの頻度でまわってくるのかなど
詳しく確認しておく必要があると思います。

私自身オンコールを経験していないのでここはお答えするのが難しいですが、
時期によっては多く対応が求められることもあると思うので、
詳しく聞いておいた方がよいです。



⑤必要物品はどうしているのか
これも事業所によって様々ですが、
私の勤めていたところでは強制ではありませんでしたが、
個人購入せざるを得ないものもたくさんありました。

事業所によっては個人購入後、必要経費として申請すれば返ってくるところもありますが、場所によるかと思います。

ちなみに私のところは、
体温計、血圧計、パルスオキシメーター、社用携帯、アイパッド、社用車は必ず支給され、
手袋やエプロン、綿棒、口腔ケア用スポンジブラシ、、なども支給されるものもありましたが、
個人購入したものもたくさんあります。

その職場の方が物品管理等どうされているか遠慮せずに聞いた方がいいです。





絶対に聞いておいてほしいポイントは以上になります。
大事なのは遠慮せずにありのままを聞くことです。
これって聞いてもいいのかな、と遠慮するよりは絶対に聞いておいた方がいいです。
むしろどんな質問も丁寧に返してくれる事業所かどうかも
働きやすい事業所かどうかの目安になります。


訪問看護はやりがいもありますし、
一人一人の利用者の方と密接にかかわることができます。


今回は訪問看護について触れましたが、
看護師の働くことのできる場所は様々です。
また、看護師資格をもっているからといって、
必ずしも看護師にとらわれなくてもいいと思います。

仕事はあくまでお金を稼ぐ手段であって、
仕事のための人生、仕事のために命や心をささげる必要はありません。


皆様一人一人が、
自分自身を大切に、関わる相手を大切にできる職場が
もっと増えますように。


最後に一つ、
あいさつがちゃんと顔を見て丁寧にできない上司、先輩看護師がいたら、
要注意です。


以上、読みにくい文章をここまで読んで頂き
ありがとうございました。

お答えできることならなんでもお答えしますので、
気になったらメッセージ頂けるとうれしいです。
本日もお疲れさまでした。




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