うつ状態の私がブログをサービスを始めた理由  看護師として歩んできた道 後編

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コラム

訪問頂きありがとうございます。
このページは、前記事の続きの後編になります。
読みにくい部分もあるかと思いますが、
気が向いたら読んでいただけるとうれしいです。



私が入職した訪問看護の事業所での、
私の教育を担当する上司は
利用者さんからも事業所の療法士からも信頼のある方でした。
訪問を同行させて頂いても、
素敵な看護をされる方だな、と尊敬していました。

私もそうなれるようになりたい、と思っていました。

しかし、
その方なりの正義だろうとは思いますが、
思えば、
入職してから休職に至るまで、
プラスのフィードバックはなく、
ほぼ毎日できていないところ、私は伝えているのになぜできないのか、
と言われる日々でした。

必死で努力はしていたつもりでしたが、結果が全てで過程は関係なく、
彼女の理想から外れてしまうと
おかしい、どうしてできないのか、と言われる日々。

苦しかったですが、
全ては私の能力の問題、理解力の問題だと、
必死でした。

よかれと思ってやったことも異常な人のように言われたり、
仕事の姿勢について、価値観についても言われたり、

でも私がいけないんだ、
指導して頂けることは、ありがたいことだから

できない私がすべて悪い、
努力しなくちゃ


いつからか、今日は機嫌はどうだろうか、
と表情をうかがうようになっていきました。

彼女は彼女の正義があり、
利用者さんのためを思っての指導だったのだとは思います。

口頭でも指導され、私のデスクにも付箋を貼られ、
二人きりの時はもちろん、周りに他のスタッフがいるときでも
指導の日々でした。

見方によっては熱心に指導をしてくださっている方にも見えるし、
私じゃなかったら結果はもしかしたら違ったかもしれません。

勇気を振り絞って質問しても、
前にも言ったよねと言われることも多々ありました。

今思えば、うつの症状も関係して
判断力や記憶力の低下が出ていたのかもしれませんし、
私の理解力や能力の問題だったのかもしれません。

いつしか「すみません」が口癖になっていました。

そんな日々を繰り返しながら、
24時間仕事のことを忘れられない状態でした。

出勤の朝も、苦しくて、
夜も眠れなかったり、悪夢を見たりする日々。


そんなある日、
「あなたにもうどう教えたらいいのかわからない。」と、言われました。
私は、
ああ、ここまで言わせてしまうなんて
なんで私はだめなんだろう、と
情けなくて、苦しくて、涙が出ながらも
すみません、私の問題ですみません、としかいえませんでした。

その後
謝罪のメールを送りましたが、返事はありませんでした。

それぐらいの頃でしょうか。
そのころにはもう
一日に何度も「〇にたい」と思うようになっていました。

苦しい、生きていても迷惑しかかけられない、
やりたかった仕事だけど、
苦しい、と。
死しか逃れる方法がないと思っていました。

家族にも弱音は言っていたものの、
希死念慮のことはなかなか言えなかったですが
もう辞めなって言われていました。

でも、辞めるという選択肢はなかったのです。


私が悪いのに、私ができないから心が弱いからいけないんだと。
でもさすがに
「〇にたい」と思うのはおかしいなと思い、
心療内科を受診しました。

先生は、選択肢として、
休職か退職、
を提案してくださいました。

ですが私はやはり
麻痺していたのでしょう。
休職も退職も選択肢にはなく、
ただこの弱い心を強くして、
仕事ができるようになりたいと思っていたから受診したのです。

先生はそんな私の希望を尊重し、薬を処方してくださり、
それを内服したことにより一時的に状態がよくなりました。

ですが、
根本的な問題が変わっていないので、
その状態は長くはもちませんでした。

指導のスタンスも変わらないまま、
彼女は最後まで私がどのように感じながら働いていたのか知ることはなく、
知ろうともされず、話も受け入れてもらえず
ただ、できていないところだけを言われる日々。

希死念慮もまた出始め、
いつしか、自分で行動するのがこわかったのもあり、
誰か私をこ〇してくれないかな、とまで思っていました。
車を運転しながらも、このまま突っ込んだら〇ねるかな、と思ったり、
車にひかれそうになったら、
ああ、引かれてたらよかったのにな、残念だ。と思っていました。


でも、
〇んでしまったら
家族が悲しむ、子供もまだ小さいし、
頑張らなければと思う日々。


そして、ある日、
訪問を終えて、
事務所に戻ったら、上司が別の上司と話していました。

もちろん私が帰社したのを上司は見ていました。
私が聞こえる位置にいるのを知っていて、
彼女はもう一人の上司に言いました。

「求人があっても、人は入ってみないとわからない。
一回で教えてわかる人もいれば、何回教えてもできないだめな人もいる。」
と。

それだけを聞いたら、
私のことじゃなくて勘違いだろうと思われるかもしれません。
ですが、似た内容を今まで言われてきたからこそ、
私のことを言っているとわかりました。

胸にナイフを刺されたような、
全てがくずれていくような、そんな感覚でした。
そのあと、
私のいる位置にパソコン等あるので、
私の目の前に彼女はやってきました。
私はすみません、と言いました。
すると
彼女は呆れ笑いをしながら
「もう何回言ってもわかってもらえないから、もういいです。
あなたの好きなようにしてください。」
と言いました。
周りに人はいましたが、聞こえていたかはわかりません。

私はただ、言葉が何も出ず、すみませんとしか言えませんでした。

その後、言葉にできなかったことを、
長文で謝罪もこめてメールを送りましたが、
翌日、
「私の伝えたかったことは伝わっていなかったんだとわかりました。
もう大丈夫です」と、
返信がありました。

彼女がどういう思いで私にこう送ったのかはわかりません。
ですが、
もう、
私は心が壊れていくのがわかりました。

そこからは、主人や姉が話を聞いてくれ、
もう行っちゃだめだよ、と辞めなさいと、
冷静に言ってくれました。
もう行ける状態じゃないよと。

私自身ももう出社できず、
管理者とやりとりをし、
ありのままの事実を伝え、気づけなくてごめんなさいと言われましたが、
全ては私の能力や相談しなかったせいなのに、
いきなりこんなことになってしまい
申し訳なさしかありませんでした。

病院でも休職の診断書を頂けて、休職することになりました。
うつ状態、という診断でした。

それからは仕事と関わらないですむことで症状がよくなるのかと
思いましたが、
逆に情けなさ、申し訳なさ、
生きる苦しさ、
ただ苦しくて苦しくて
こんなにも苦しいことがあるなんて、と思いました。

休職の日にちが進むにつれ、
周囲にパワハラだと言われるにつれ、
まるで洗脳がとけるように、
麻痺していた感覚が戻っていくように
ああ、私は病気なんだと。
〇にたいと思うほど、
放置してしまった、悪化してしまったのだやっと気づきました。

この状態になる前は、
うつ状態は、うつ病は、とても苦しい病気だとは勉強していましたが、
なってみて初めて

これは絶対になっちゃだめな病気だと思いました。

こんなにも生き地獄があるのかと、
生きるだけでこんなにも苦しくて、
当たり前にできていたこともできなくなるなんて。

一日、一日調子の波はありますが、
ですが、揺らぎのない私の思いは、
一人でもこんな思いをしてほしくない
ということでした。

そんななか、ココナラというページを知り、
自分のスキルを売ることのできる場所、
悩み相談などもできる場所だと知りました。

ここでなら、私が唯一できることができる。

それが何かのきっかけに、
受診や苦痛の軽減のきっかけに
つながるかもしれないと思い、
ブログと悩み相談のサービスの出品を始めたんです。

カウンセラーをしてもらいたいのに行けない、
家族にも言えない、
誰にも言えない、
誰でもいいから聞いてほしい
という苦しさも知っていたから、

このブログやサービスの出品が
何かのきっかけになるのではないかと信じたんです。


それでも私は経験者ではあっても、
カウンセラーの資格があるわけではないですし、
思いを傾聴すること、知っていることをお伝えすることしかできません。

なのでサービスが購入されなくても仕方ないですし、
押し売りするつもりもありません。

ですが、
もし求められることがあれば全力で
応えたいと思っています。



遠回りかもしれませんし、
今していることがいいことなのかもわかりませんが、

生きるのが苦しいと
〇にたいと思うほどの苦しみを
一人でも経験せずにすむように、
一人でも生きやすい世界になるように、

私ができるのが何なのか探しながら、
できることをし続けていきたいんです。


ブログを書きながら、サービス(まだ一度だけですが)をしながら、
目の前の方に全力で向き合い、
そして、過去の自分も今の自分も未来の自分も
救っているようなそんな感覚で
向き合っています。


全ての人に理解され、受け入れられるものではないと思います。
価値観も人それぞれです。

でも私は確実に、
周りの人やSNSでメッセージをくれた方々がいたからこそ
今生きていることができています。

つらさも人それぞれです。
全てを理解することはできなくても、受け止めることはできる、
わからなければ知ればいい。
お互いが双方向で尊重しあえる、思いあえる、
自分もお相手の心も大切にできるようになれるようにしたいんです。



自己満足で、きれいごとばかりで、
読んでいても見苦しいと思います。

ただこの気持ちが今の私のありのままの思いです。



長々と読みにくいのに
ここまでもし読んでくれた方がいらっしゃたら、
本当にありがとうございます。

誰にもこんな苦しみは経験してほしくないんです。
ただ、それだけの思いで
今、生きています。


読んでいただき、本当にありがとうございました。



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