ケチなお母さんの正体

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コラム
こんにちはtakeです。
見方を変えたら自分の味方になる、
そんなお手伝いをしていきたいと思っています。

さて、最近は一人暮らしの高齢者は増えてきました。
今日は「ケチなお母さんの正体」という話をしたいと思います。

今のお年寄りは
お金や人に頼らず自分で頑張ろうとする人が多い年代です。

あるご利用者も退院したばかり。
何も頼らず一人暮らしをするには
まだ体力的にも心配があります。

そんな母を市外から見守る娘は、
ヘルパーなどの介護保険サービスをもっと使ってほしい。


しかし「お金がもったいないから」と返すお母さん。
結果、お互い引かず、親子喧嘩となったそう。

後で私に娘さんが
”そんなに高いわけじゃないのに、ケチケチしている理由がわからない。少しでも楽に生活してほしいのに。”
と嘆いていました。


ある時、
私がそのご利用者に、そこまで頑張ろうとする理由を聞くと
こんな答えが返ってきました。

「これまで私のために娘はいろいろとやってくれたの。だから少しでも節約して私が死んだ後に財産を残してあげたくてね。できるだけ使わないようにしているのよ」


どうやらお母さんはケチではなく、娘さんのために節約をしていたんですね。

後でそのことを娘さんにお伝えしたら涙を流されました。

娘さんは娘さんでお母さんのことを想うばかり、つい口調が強くなってしまったのでした。お母さんも自分のことを心配しての言葉だと理解していました。

隠しているわけではないけど、親子だから照れくさいし面と向かって言えない。
けど、私のような第三者だから、相手への思いを伝えられることってあるんだなと感じました。

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