狼少女と病院の先生に褒められた私

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みなさん、お疲れ様です。

3年間で掃除機を3台壊して
しまった美原ほなみです。

今日は、長女ラン3歳のお話。

ランは旦那に似て大袈裟だった。
(苦手な私の父も大袈裟だ男だ。)

旦那は仕事中大怪我をした。
腕を切って血が止まらい。
と連絡があった時は
100%1㎝くらいの
切り傷だ。

旦那が熱が39度ぐらい
あるっていう時は
100%37度だ。

あと15分で着くという
時は100%5分後だ。

そんな旦那とそっくり
ランは大袈裟で絆創膏や
包帯が大好き。

絆創膏や包帯をしてあげると
ついつい顔がほころんでしまい
私に嘘がバレてしまう。

その度に、狼少年の話をして
誰も信じてくれなくなるよと
話した。

そんなある日
実家で3歳年上の
姪っ子とケイトと
遊んでいたラン。

手首を押さえながら
大泣きで
「痛い 痛い」
やってきた。

姪っ子の話だと
ソファの下の隙間に
入ったお菓子を
取ろうと腕を
入れて出す際にガリっと
なったらしい。

どんだけいやしいんだ。

「痛いの痛いの飛んでけー」
する。

でも泣き止まない
「絆創膏する?」と聞くと
うんと頷く。

ほらやっぱり大袈裟だ。

手首に腕時計のように
一周絆創膏を貼ってあげた。

そして私は母とお昼の
用意を始めた。

ランはテーブルに手を置き
絆創膏を押さえながら
テレビを見始めた。

お昼ができると
「手が痛いから
 ママ食べさせて」
言ってきた。

そうやってすぐ
甘えてくるんだからー
仕方なく食べさせてあげる。

でも、いつも以上に食べない。

ポロポロ「痛い」
涙をながす。

さすがにいつもと様子が
違うので手首をみる。

少し腫れている。

しかもランの顔色が
真っ青だ。

すぐに携帯で調べる。
「骨折」という
文字が出てきた。

日曜日のお昼時
近所の病院はやっていない。

とりあえず応急処置
だけでもと急いで
接骨院へ行く。

そこでグーパーをしたり
手を振る事ができるか
確認する。

痛くてできない。

でも先生が肘を支えて
持つと泣き止む。

どういう事だ。

結果、原因がわからず
骨折の可能性が高いと
緊急の病院へ連絡してくれ
そこにタクシーで
行くことになった。

タクシーの中で
自分で肘を支え
大人しく乗っているラン。

病院へ着き
「さきほど電話した者ですが
 娘を連れてきました。」
かなり低姿勢で
受付の人に言った。

すると私に似た女に
嫌な事でもされたのかって
くらい感じの悪い受付の人。

そして、診察室へ。

休日で内科の先生しかおらず
その先生にお願いすることに。

レントゲンを取るため
腕をいろんな方向に
向かせられるラン。

痛くて大泣き。

可哀相・・・

結果、骨には異状なく。

どうしてだろう?と
先生も不思議そう。

ランの肘あたりをいじる。

すると
「ほら痛くないでしょう」
聞く先生。

「痛くない。」
笑顔になるラン。

「肘の脱臼ですね。
 小さいお子さんはなぜか
 手首を痛がるんですよね。
 いま、肘を動かしたら
 ガシッとハマった感覚が
 したので間違いないです」
とドヤ顔で言われた。

絶対たまたまだよな。

たまたま肘触って
たまたまハマったん
だろうな。

でも、治ってよかった。

ランには本当に狼少年
じゃなくて狼少女に
なちゃったねと嫌味を
言ってしまった。

それから2年後
入園前のケイトを
乳児教室にいれていた。

親子で歌ったり手遊びしたり
工作したり楽しかった。

ある日みんなで輪になって
手を繋ぎお母さんたちが
子供の腕を持ち上げて
ジャーンプという遊びをした。

すると1人の女の子が
手首を押さえ静かに
「痛い痛い」と泣き出した。

お母さんは
「嫌だー大袈裟な
 大丈夫でしょ?
 絆創膏はる?」と聞いていた。

どこかで見たような
言ったような光景だ。

でも、子供は泣き続ける。

あまり話したことがない
親子だったが
「あのー娘が脱臼した時に
 痛がり方が似てて・・・
 ○○ちゃんバイバイできる?」

痛くて出来ない。

じゃあ、これは?

肘を支えてあげる。
「痛い?」

「痛くない」

「たぶん肘を脱臼してます。
 子供は手首を痛がるんです」

あの医者ばりにドヤ顔で
言ってしまった。

「じゃあ帰ったら
 病院へ行きます。」
何を呑気な事を・・・

「今行ってください。
 痛くて可哀相だから」
そして彼女は早退していった。

後日乳児教室に行くと
「あの後、近所の病院へ
 行ったら美原さんの
 言った通り肘の脱臼でした。
 恐いと有名な先生が
 教えてくれたお母さん
 よく気づいたねって
 褒めてました。
 本当にありがとう
 ございました。」
お礼を言いにきてくれた。

褒められて伸びるタイプな
私はその日1日は
子供達にイライラすること
なくいい気分で過ごせた。

小さいお子さんがいる方。
肘の脱臼は手首を痛がるので
ご参考にしてください。

決して、腕時計のように
絆創膏を貼らないで
ください。 
(もったいないので)

では~
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