経理職に転職をしたいという方はかなりいらっしゃいます。
求人倍率も、他の職種は1を超えている(=人が足りない)のに対し、
経理職は1を下回っている時が多い(=人が満ち足りている)です。
そもそも、経理職かつ正社員に就きたい方はたくさんおり、その分競合も多いのです。
例えば、
1,新卒社員
2,派遣で経理職を行っていた人
3,他業種から経理職に転職したい人
4,現職で経理を行っていた人
など数え上げればきりがありません。
また企業が収益を高めるために、事務職の数を縮小していることも経理職の求人が減っている理由の一つです。
RPAや自動化、それこそ派遣会社やBPO会社への委託、などを行っているためです。
・経理を希望する人が多い
・求人は減っている
この2つの理由から、経理職へ就くことはハードルが高いのです。
ではどのような人が経理職へ就くことができるのでしょうか?
上記の4例を挙げて話をしていきます。
最も転職をしやすいのは「4」です。
やはり経験のある方は転職がしやすいです。
次は「2」です。
仕分け入力などの事務作業を経験していれば、比較的転職はしやすいです。
「1」 は企業の採用計画に準じますので割愛します。
となると、最も経理職に転職しにくいのは「3」となります。
しかし「3」の求職者が最も多いのです。
ただでさえ少ない座席を、たくさんの求職者様が、高いハードルを越えるべく頑張っているのです。
ではどうすれば良いのでしょうか?
もっとも簡単な方法は、簿記の資格を取得しましょう。
3級でも良いですが、2級以上の方が差別化できます。
その他、現在実施している仕事内容を、売上や棚卸資産など勘定科目にてらして、実績をPRしましょう。
採用担当者に
「この人は経理をしてはいないけど、知識はあるな」
と思わせるのです。
仕事をしていれば、必ず勘定科目に関わる業務を行っているでしょうから、
まずはそこを洗い出してみましょう。