パニック障害の“思考パターン”

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なんだか心が落ち着かなかったり、不安な気持ちがゾワゾワとやってきたりすると「あ、また不安になってきてしまった…」と
“不安になってきたことに、不安になってしまった” という経験はありませんか?

パニック障害の方にとっては、不安な気持ちやネガティブな気持ちがやってくることが、とても怖いのです。
なぜならば、その不安 (ネガティブ) な感情がきっかけとなり、身体症状が出てきてしまう事にとても恐怖心を抱いているからです。


“不安になってきた” という、不安な感情に自分自身が気付いた瞬間

「体調が悪くなってきてしまったらどうしよう」
「ここで倒れてしまったらどうしよう」
「周りの人に変に思われてしまったらどうしよう」
「最悪なことになってしまったらどうしよう」

こんな言葉が頭の中をグルグル回りだし、更にどんどん不安になっていってしまった・・・
きっと多くのパニック障害の方が、このような経験をされているのではないでしょうか。


◆パニック障害の方に共通する“クセ”

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パニック障害の方は、不安になったりネガティブな感情を感じた時

「こうなってしまったらどうしよう」
「ああなってしまったらどうしよう」
「こんな最悪なことになってしまったらどうしよう」
など、無意識に最悪なパターンをいくつもイメージしています。


そして (自分で作り上げた) このイメージによって、更に恐怖感や不安感が増してしまい、身体症状が出てきてしまう or 症状が強くなってしまうという、一定のパターンを持っています。
同じパターンが繰り返されれば、もちろん結果 (症状) は同じように出てきてしまうのです。

原因 ( 不安を増大させる考え方 ) → 結果 ( 症状 ) 


このように、普段から不安感の強い方は “不安な未来をイメージして、不安を自分自身で大きくしていくクセ” があります。

最初は小さな不安でも、不安要素をキャッチした途端に
「ああなったらどうしよう」「こうなったらどうしよう」
と無意識に自分で自分の不安を煽り、雪だるま式にどんどん不安を大きくしてしまうのです。



◆不安を減らしていくために

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あの何とも言えない恐怖感も、「本当は自分で自分の不安を大きくしているのかもしれない」と知ることが出来たら、それだけでも大きな一歩です。

まずは不安になった後、気持ちが落ち着いてきたら
「さっきは自分に不安を煽るような言葉をかけてなかったかな?」
「不安を大きくするような想像をしてなかったかな?」
と、不安だった時の自分自身をフィードバックしていくことからスタートしていきましょう。

自分自身に不安な言葉をかけ続ける毎日よりも、自分にとって嬉しい言葉をかけてあげられる毎日にしていきたいですね。



最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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