FRB関係者の見通しや発言を信じれるの?

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マネー・副業
先週のFOMCを受けて、市場では再びFRB関係者のタカ派的な言動に注目が集まってます。
NY連銀のウィリアムズ総裁は16日、「FRBが来年、予想以上に政策金利を引き上げる可能性がある」という見解を示しました。
また、「米国が景気後退に陥るとは想定していない」とし。「インフレを2%の目標に向け低下させるために必要なことをしなければならない」ともし、「金融政策は制約的となる必要がある」と強調。

そのうえで「来年のピーク金利が今週のFOMCで示された当局者の見通しである5.1%よりも高くなる可能性がある」としました。
さらに「インフレは依然極めて高く、米経済は金利上昇に対し非常に底堅く推移している」と指摘。同時に、FRBが政策金利を6%もしくは7%まで引き上げる必要があるという一部の市場の予想については、「自身のベースラインシナリオではない」としました。
一方、今年のFOMC投票権保有するクリーブランド連銀のメスター総裁は16日、「FRBは利上げを続け、政策金利を5%超に引き上げる必要がある」と明言しました。
 また、利上げ後の据え置き期間については、「指標次第」との見方を示しました。ただし、来年は投票権を保有していないため、今後は発言の政策への直接的な影響はなくなることになります。

最近のPPIやCPIの動きを見て、FRB関係者はスタンスを緩めるのかを思いきや、むしろさらにタカ派色を強める始末です。
もっとも、政策の何が正しく、何が間違っているのかは、後になってみなければわかりません。
FRBは現時点で手に入るデータでしか判断ができないのですが、その傾向は一切考慮しないスタンスは変わっていないようです。
繰り返しますように、FRBの見通しは常に後追いになるため、基本的に当たらりません。
したがって、経済・金利見通しなどを血眼になって分析すること自体、あまり意味がない様に思ってます。


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