エイリアンアイソレーションというゲームが発売されたのは2014年のことです。今から10年も前のことになります。
一方で、そのクオリティは2024年の最新ゲームに負けないグラフィックやストーリー展開が楽しめます。
当然ゲームの世界において、10年間技術的な進化がなかったということではありません。
プログラミングが義務教育に取り込まれるような現代では、企業よりも個人が作るインディーズゲームがかなりの量生み出されるようになりました。
グラフィックの精密さや映画のようなストーリー性を持たずして楽しめるコンテンツがゲームの世界で1つのカテゴリーとなり、多くの名作が生まれました。
【vampire survivors(2023)】
steamなどのゲームサイトもこれらのインディーズゲームを多く扱っており、10年の間で急速に成長しました。
インディーズゲームと企業が製作するゲームを比較すると、低コストでシンプルな構成である点と、一人のクリエイターが短スパンでリリースできる点でしょうか。
現在ではこれらのインディーズゲームがPCでもスマホでも一般化し、高画質ハイクオリティのゲームよりも手に取りやすく、単に生産される数に圧倒的な差があります。
しかし、エイリアンアイソレーションをはじめとする10年前に企業が社運を掛けて作った作品は個人が作る現代のインディーズゲームよりも画質や物語の創り込みで負けない魅力があります。
また、ホラーゲームというカテゴリーでは、画質の良しあしでいうと、暗く見にくい表現の方がユーザーの恐怖心を引き出せることも多分にあります。
高画質を追求するレースはもう終わりが近いのかもしれません。
【lethal company(2023)】
ホラーゲームに限らず、個人があらゆる技術やアイデア、発信力を持つようになったことで、時代の逆転現象のようなことが起こることが予測できます。
クリエイターにとってはチャンスなような気がしますが、同時に企業でしかできない大技もあります。
個人が生み出すアイデアや単純な数の限界と企業が作る最高傑作がぶつかり合う時代とでもいうのでしょうか。
どちらもメリットデメリットがあり、皆それぞれ向き不向きがあります。どんな立場で実力を発揮するかについて考えてみるのもいいかもしれませんね。
天災含め何が起こるか予測できない物事も多いですが、何となく流れや小さな動きを見逃さないように情報収集しながらブログを書いていきたい2024年の正月です。
ということで今日のところはおしまい。
ありがとうございました。