こんにちは、あおの化粧品です。
みなさん、洗顔やボディソープは使いますか??
「泡立つ!泡が汚れを落としてくれているんだ!」
とお思いの方もいるかと思います。
結論から申し上げますと、
泡と洗浄力は直接関係していません!
じゃあ、泡の役割は何でしょうか?
今回は、
・泡のできる仕組み
・泡の役割
・洗浄力の高さを比べるには?
についてお話していきます。
泡のできる仕組み
泡はまず、ある程度水分があり、かつ界面活性剤が水面に並んでいる環境でできます。
界面活性剤についてはこちらの記事を参照ください♪:
その環境で、皮脂などの油汚れがある中で泡立つ仕組みは次のようになります!
①界面活性剤が、本来なじむことのない水と油の間に入り、なじませる
②油汚れを界面活性剤が包む
③別の界面活性剤が空気を包む
④空気が水中に残る=泡形成
つまり、
泡は汚れを包んでおらず、物理的に汚れを取り除いているのは界面活性剤
ということになります!
泡の役割
「じゃあ、泡は何のためにあるの??」
と疑問になるかと思います。
泡は、
・摩擦を防ぐ
・使用感の向上
という役割を持っています!
例えば、
洗顔が泡立つことによって、
手と肌が直接触れてこすれて摩擦になるのを防ぎます。
また、泡がクリーミーだと、肌に乗せたとき気持ち良いですよね♪
そういった使い心地を良くする働きにも関わっています。
洗浄力の高さを比べるには?
ここまで聞いて、みなさんの中には
「泡立つほど洗浄力が高いと思ってた、、、。じゃあ、洗浄力の高さはどうやって判断すれば良いの??」
とお思いの方もいるかと思います。
そうです、泡の多さがすべてではないので、
・実際に肌に使って、洗いあがりが「キュキュッ」となるかどうか
・洗浄力の強い成分が入っているかどうか
で判断するのが良いかと思います。
ただ、
泡立つ=ある程度の汚れを落とすだけの界面活性剤を含む
ということは分かるので、
泡立ち具合も洗浄力のある程度の指標にはなります。
ですが、
例えば洗濯用洗剤や酵素洗顔といったものは
泡立ちにくいのに洗浄力は高いので、
一概には泡立つことが洗浄力の指標になるとも言えないのです、、、。
いかがでしょうか。
泡は摩擦防止、使用感向上のためのものだと分かると、
好きな泡をつくれる化粧品を選ぶと良いことがわかりますね♪
「洗浄力を重視したい!」
と思いの方もいるかと思いますので、
次回、界面活性剤の洗浄力について比較説明していきますね!
ここまで読んでいただきありがとうございました!