本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今回のテーマは、
「昔話」
です。
「次は岡山~。岡山です」
大阪から岡山までは新幹線で1時間。
僕は乗り物酔いすることもなく、隣の女性がエリマキトカゲになることもなく、無事に岡山駅に到着。
次に乗る列車は特急やくも。
乗り物酔いの最高峰、噂の振り子列車である。
乗り換え時間は約10分。
ゆっくりできる時間はないが、やっぱり駅弁が気になる。
岡山といえば桃太郎。
岡山駅の売店では、桃の形をした弁当が売られていた記憶がある。
いつも通り過ぎるだけで、観光をしたことがない岡山。
桃太郎にゆかりのある神社もあるのかな。
桃太郎が本当に実在したとしたら・・・。
そもそも、
犬、猿、キジって戦えるのか。
というか、
動物3匹 VS 鬼
って、実力差あり過ぎませんか。
あ、そっか。
桃太郎もいるな。
桃太郎と動物3匹なら鬼を倒せるのか。
まぁ、鬼1匹くらいならなんとか。
いや、
鬼ヶ島っていうぐらいだから、
鬼はたくさんいるんじゃないか。
自分の頭の中で方程式が作られていく。
桃太郎 + 動物3匹 VS 鬼(軍団)
あれ、無理じゃない(笑)
どうやって桃太郎は勝利したんだろう。
現実的に考えると、
数が勝る敵を倒すには知略が必要。
ということは、
軍師がいたのか。
桃太郎は唯一鬼とまともに戦えそうな戦力だから、軍師は動物なのか。
動物の中で軍師って誰だろう。
犬と猿は攻撃力高そうだけど、キジは打たれ弱いかもしれない。
でも、キジには翼があるから空を見下ろせる。
ということは、軍師はキジか。
キジが上から指示を出せば勝てるのか。
いやいや、
そもそもキジは喋れるのか。
あ!
でも、
「も~もたろさん。も~もたろさん。お腰につけたきびだんご♪。ひとつ私にくださいな♪」
って歌で言ってる。
ということは日本語は喋れるかもしれない。
それならキジが軍師説もアリかもしれない。
いや、そもそも。
きび団子1つで鬼と命がけで戦うって。
企業で言ったら、ブラック企業。
きび団子以外にも、桃太郎に魅力があったのか。
それとも、
きびだんごが命を捨ててもいいと思えるぐらい、美味しかったのか。
動物を虜にするきびだんご。
もしかしたら、依存してしまうような成分が含まれていたのかも。
ということは、
作ったおばあさんは・・・何者なんだろう。
依存してしまうような薬物。
もとい、成分を含む団子を作れる人物。
まさか、おばあさん黒幕なのでは。
適当過ぎる桃太郎への考察が、自分の中で盛り上がっていく。
「2番線に特急やくもが参ります。黄色い線の内側までお下がりください」
おっと、あぶないあぶない。
僕は慌てて電車に乗り込んだのでした。
追伸
物語って深く考えてみると面白いんですよね。
昔話とか怖い話とか。
本当にあったかどうか分からないお話が、なぜ今だに語り継がれているのか。
そんな事を思うと楽しくなってきます。
桃太郎の話はおそらく、
仲間と協力して強大な敵を倒すと良いことがある。
という教訓を伝えているのでしょうし。
うさぎとカメなどは、
ずっと努力し続けることで報われることがある。
という教訓を教えているのだと思います。
この流れで考えると、
浦島太郎の話は何を伝えようとしてるんでしょう。
カメを助けた浦島太郎は竜宮城へ連れて行ってもらいました。
そして、竜宮城で乙姫様と3日間過ごすと300年経っていました。
「開けてはいけない」
と言われた玉手箱を開けると、浦島太郎は老人になってしまいました。
なぜ乙姫様は開けてはいけない箱を渡してしまったのか。
そして、
カメを助けた浦島太郎の結末がなぜ、ハッピーエンドじゃないのか。
この話を通じて、子どもたちに何を伝えたかったのか。
これらは謎に包まれています。
ただ、
いつの間にか300年経っている時間の流れとか、開けてはいけない箱とか。
読者に考えさせる謎かけのようなキーワード。
個人的には好きなんですけどね。