本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今回のテーマは、
「性格」
です。
飲食店をあとにして、僕らは再び車に乗り込む。
目指すはイザナギ神宮。
「気になってたんですけど、ひろさん。何で足引きずってるんですか?」
「ああ、この間のトレイルランですよ。いつもより長いコースだったんで」
33キロのトレイルランの大会で、筋肉痛になった足。
「ケガですか?」
心配そうにたずねる仲間。
「いや、ただの筋肉痛ですね」
大会から1週間程度では、なかなか完治しない。
「筋肉痛なのに、淡路島一周するんですか?」
彼が不思議そうにたずねてくる。
「筋肉痛になったから、淡路島一周するんですよ」
「え。どういう事ですか?」
どう説明しようかな。
「例えば、自分の毎日の習慣が3kmのランニングだったとします」
「はい」
「毎日走るのが楽しくて走っていたんですが、ある日。足が痛くなってしまいました」
「はい」
「そんな時、どうしますか?」
彼はしばらく考えてから答える。
「普通の人なら休むんじゃないですかね」
「ですよね」
「あれ、もしかして正解だったんですか?」
「そう。僕も最初は休んでたんです」
足が痛くなったから休む。それが普通。
「ただ、毎日走る習慣があるのに休んでると、走りたいのに走れない。っていうのが、精神的に良くないなと思って」
「なるほど。それで自転車ですか?」
「そういう事です。走れないことにイライラしていた時、自転車で走ったら足が痛くないことに気付いたんですよね」
足が痛い=走れない
という心の中の方程式が、
足が痛い=自転車なら走れる
に変わった瞬間、自分の選択肢が広がった。
「あとは実際にやってみて。休んでから走り始めるよりも、別の方法で鍛えてから走り始める方が、走る速度も上がってたんですよね」
足を速くする方法は1つじゃない事に気付いた。
「僕だったら休んじゃいますけどね」
「そうです。それが普通なんですよ(笑)。ただ、僕はじっとしているよりも動いておきたい。これは性格もあると思います」
問題にぶつかった時に素直に受け入れて休むのか。それとも別の道を探すのか。
「実際、じっとしてる時よりも動いた方が結果が出ることが多かった。自分の過去の経験から、動くようになりました」
「やっぱり過去の体験って、人生に影響を与えますよね」
「はい。だいたいの人は過去に見たものから、人生を生きてますからね」
僕らの話は続いたのでした。
追伸
人の性格ってさまざまですよね。
問題に直面した時。
・進んで問題に取り組む人
・時が流れるのを待つ人
・周りに助けを求める人
人によって、この他にもさまざまな選択肢があると思います。
有名な話で、
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。
3人の武将がホトトギスをどうするのか。
という例え話があります。
「鳴かぬなら殺してしまえ。ホトトギス」
「鳴かぬなら鳴かせてみよう。ホトトギス」
「鳴かぬなら鳴くまで待とう。ホトトギス」
このセリフのどれに共感できるかで、ご自分の性格に近いものが分かると思います。
皆さんが近いと思われる性格はどれでしたか?
ちなみに、人の性格に正解はありません。
みんな生きてきた人生が違うので、みんな違って当たり前。
他の考え方を聞いても理解しようとする姿勢、これが大切ですよね。