本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今日のテーマは、
「ご縁」
です。
「本当に人の縁って不思議ですよねー」
友人のお母さんの言葉。
「うちの息子の小さい頃は、私が話しかけてもほとんど話してくれなくて。ムスッとしてて」
確かに友人はお母さんに少し冷たいイメージ。
「でもそこが可愛くて。話しかけたら、また嫌われて」
それでも近づきたくなるのが親心。
「今でも忘れません。あの子が小学四年生の時、顔を腫らして帰ってきて」
お母さんが語りだす。
学校終わりの夕方。
突然、息子が顔を腫らして帰ってきた。
「何があったと!?」
と私が聞いても、
「何でもない」
と答えるだけ。
慌てて学校の先生に問い合わせたら、同級生の男の子に馬乗りになって殴られたって。
主人は男のケンカだからほっとけって言ってたけど、
私はそうはいかない!
「私が馬乗りになってそいつを殴ってやると!」
息子にそう伝えると、
「許してあげて」
と一言だけ。
「なーんで許さないかんと! あんたをこんな目に合わせたやつを!」
怒る私に、
「許してあげて」
ただただ、息子は同じ言葉を繰り返すばかり。
「男の人ってそういうものなんですか?」
お母さんは真っ直ぐ僕を見ながら伝えてくる。
「ケンカして、相手を理解する事はあるかもしれないですけどね~」
それでも小学4年生が殴られた相手に「許してあげて」と言えるのは、すごい事だと思う。
友人の器は昔から大きかったのかもしれない。
「それからどうなったんですか?」
続きが気になる。
「今では親友になってますよ。この間も息子のために、イチゴの土地を提供してくれました」「へぇー! 良い関係ですね」「ただ、私は今でも馬乗りの出来事が忘れられません」
少し拳を握りしめるお母さん。
子どもを守る母の意志は、いつまでも変わらないみたいです。
追伸 人が仲良くなるキッカケ。
これにはさまざまなケースがあると思います。
多くは共に所属しているグループ、コミュニティから始まる関係ですが、特殊な出会い方もあります。
僕が親友と出会ったきっかけは、飲食店。
店員とお客様から始まりました。
人生で何度もある出会いの中で、
親友になるのか。
友人になるのか。
顔見知りになるのか。
他人で終わるのか。
これはその後になってみないと分かりません。
人生一期一会。
その時の出会いを大切にして生きていきたいですね。