関係をつなげる一言

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本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。

人について考える。

今日のテーマは、

「つながり」

です。




デリバリーの配達を始めて、ようやく身体が慣れてきた。

配達も自分の得意な地域ではスムーズに行えるようになった。

自分の行動に余裕が生まれ、視野が広くなった。

すると、他の配達員の姿が目に入る。

自転車で配達をする人。

バイクで配達する人。

デリバリーサービスではなく、正規の配達員の方から、郵便局員まで。

配達をする人達に対して、無意識に応援するようになりました。




雨の日。




雨具を着ながら頑張っている配達員。

商品が濡れないようにカバンをかばって走る配達員。

自然と目に飛び込んでくるようになりました。

自分が経験したことに対して、人は自然と意識を向けるようになるんですよね。

自分にも経験があるから応援したくなる。




「あるあるってやつですよね!」




後輩にそんな話をすると、一言で片付けられてしまう。

「まぁ、そうなんだけどね」

自分がやった事を他の人がやっていたら、自分も体験した出来事に思わず共感し応援してしまう。

「先輩の中での配達あるあるはなんですか?」

後輩からの質問。

配達あるある・・・。

「これは配達をしてて思ったんだけど。意外とマンション名が書いてないマンションが多い気がする」
「マンション名って入り口に書いてません?」
「書いてあるイメージだったんだけど。たまに書いてないマンションがある」

なぜなんだろう。

「お客様が自分の住所を知られたくなくて、マンション名を書かないとかは想像できるんだけど」
「それはまぁ、女性とかだったらそうですよね」

たとえ配達でも、自宅に知らない人が訪ねてきたら「怖いかも?」と想像することはできる。

「ただ、マンション名が書いてないマンションって・・・謎だよね」
「確かに・・・」

これはあるあるなのか分からないが、意外とよくある気がする。

「そういう場合はどうするんですか?」
「住所とか、他の証拠を探すよね」

マンション名がないなら、住所が一致する証拠を見つけるしかない。

配達は目的の場所、目的の人に商品を届ける仕事。

人が何千、何万人と住んでいる中で、たぶんここだろう。

では通用しない。

必ず相手に届けなくてはならない。

「なんか探偵みたいですよね」
「探偵・・・」

限られた情報の中で、配達場所を見つけ出す。

そう言われるとカッコいいのかもしれない。

「そっちのあるあるは?」

配達員のあるあるはぜひ聞いてみたい。

「僕の場合は、配達が遅れても怒らない人が多いなってイメージですね」
「あ、分かるかも!」

これまでの配達のイメージは、少しでも遅れると怒られるイメージだった。

「食べ物を待っている人って、お腹を空かせてるからイライラしてるイメージだったんですけど。意外と好意的に受け取ってくれる感じです」
「確かに。世の中いい人が多いなって思う。事前に連絡してるからっていうのもあるかもだけど」
「連絡してるしてないって関係あるんですか?」
「もちろん!」

連絡は大切。

「結果的に遅れて渡すのは一緒なら、連絡して遅れるよりも、一刻も早くお客様に届けるために急いだ方がいいんじゃないんですか?」

おっ、素晴らしい心がけ。

「もちろんそうなんだけど、人が1番嫌がる行動って何か知ってる?」
「え」

後輩は考えながら・・・。

「怒られるとかですか」
「もちろん、それも嫌がる行動ではあるんだけど。人は注目を集めるために人を怒らせたりするからね」
「そんなことあります?」
「小さな子どもとか。親が自分にかまってくれないと、わざと悪い行動を取る時がある」

幼い時、子どもが好きな子に嫌がらせをするのも同じ心理。

「怒られる相手にもよるけど、自分が好意を寄せている人に興味を持って欲しいっていうのは、人の願望としてあるみたいだね」
「そうなんですね。でも、他に嫌がる行動って・・・」
「注目されたい人がもっとも嫌がる行為は何かって考えたら分かるかも」
「無視されるとか。ですか?」
「そういうこと」

人は自分をないがしろにされると、怒る。

「でも、配達に集中してるだけで無視してるわけじゃないと思うんですよ」
「そう。本人はそうでも、配達に集中してるから連絡しないっていう状態が分からない人もいるってこと」

配達員をやったことがある人は、配達に集中して連絡できないという事態を理解できるかもしれない。

でも、お客様は違う。

「こっちの気持ちを分かってる。相手が理解してくれてるって思うのは、接客で言うと甘えでしかないかもね」
「なんか難しいですね」
「いや、だから事前に遅れる時は遅れるって伝える。その一言があるだけでお客様は自分が無視されていない。ちゃんと自分の事を気にかけてくれてるって思ってくれるから」




追伸
 一言伝える。

これだけで接客はだいぶ変わります。

熱い商品を渡す時、

「熱いからお気をつけください」

冷たい商品を渡す時、

「こちら冷たいものからお渡ししますね」

一言添えてるだけで気遣ってくれてる印象になる。




普段ご飯を作ってくれて当たり前だと思っている母に、

「ありがとう」

という言葉を添えるだけでも、母は喜んだりします。




みんな一緒なんですよね。

接客でも日常でも一言添えることで、生活に花が咲きます。

皆さんは一言、使ってますか?
























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