毒親という言葉を聞いたことがありますか?
「毒親」というものは、
子どもを支配したり、傷つけたりして、子どもにとって「毒」になる親のこと。
スーザン・フォワードの著書『毒になる親 一生苦しむ子ども』(講談社刊、玉置悟訳)が話題となり、この本をきっかけに生まれた言葉だとされています。
毒親とはどんな行動をとる親のことか
毒親の特徴は、主に過干渉、過度な管理、支配、価値観の押し付けなど。
子どもにとってストレスとなるような言動から、虐待行為まで
「毒」であるとされる親の行動はさまざまです。
私の母親は、「過干渉」な親でした。
子供を心配するのは分かりますが
「ああしなさい」「こうしなさい」と指示して、支配しようとする親でした。
その他にも、自分の思うように子供をコントロールしようとする親
自分の思い通りにならないと、否定する親
怒鳴ったり、暴力的なことをして傷つけたり、支配しようとする親
学校で先生との3者面談ですべて子供の話す機会を奪う親
自由工作で、子供が作らないからと言って作品作ってしまう親など
子供の成長を見守れず、子供の成長機会を奪う親
これらのことをする親は、すべて毒親に当たると思います。
子供への影響とは
毒親のこうした態度に振り回された子供は、大人になってもその影響が残るこ
とが多く、他者と上手くいかないなど、その後の人生において悩みを抱えてい
くことになっていきます。
私の場合、「ありのままの自分」を受け入れられなかったため、その後自己肯
定感の低さに悩むことになりました。自己主張ができずいじめにあったり、極
度に傷ついたりしていました。
そして、自分のすることが合っているのか、常に不安です。
自己肯定感を育てるには
本来の親は、「あるがままの子供」を受け入れないといけないんです。
100点取るから褒めるとか、~賞を取ったから褒めるとか、学年1位だったか
ら褒めるとかそういうことではないんです。
それは「条件付きの愛」といいます。
そうではなく、テストで何点取ろうが、友達とケンカをしようが、何をしても
いいんです。子供受け入れる、その姿勢が子供が
「私はこれでいいんだ、受け入れられている」という安心感を持ち、
「自己肯定感」が育ち、「自分で生きていく力」「自立心」をつけて自立して
いくのです。