過食症も感染する?免疫力強化で世界は広がる!

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コラム
過食症の方は拒食症の方のように、見た目にはわかりません。

若年層には、結構な割合で潜んでいるのではないかと思っています。


私が中退した専門学校のクラスメイトにも3人潜んでいました。

そのうちの1人は、
日頃ほぼ会話することのない別グループでしたが、
摂食障害だったという外部講師の先生を通じて仲良くなりました。

お互いその先生に自分の普通じゃない行動を相談していて、
先生が悩みを語り合える仲間が必要だと、引き合わせてくれました。


2人目は、
全く接点のないクラスメイトで、
ある時、随分痩せたなと思ったら、
ロングだった髪をバッサリ切ってショートカットにしてきて、
細い首を強調させたかと思ったら、
ある日突然学校に来なくなり、退学しました。


3人目は、
元々仲良くつるんでいた子で、
私が過食症だとカミングアウトしてから間もなくして、
「私も食べて吐くようになった」
とカミングアウトリターンしてきたので
え?嘘でしょ?という感じでした。


私は、過食症は
ウイルスや細菌などのような病原性の感染はしないけど、

その食べて吐くという行為のインパクトの大きさ
痩せている身体への憧れ
物品購入など必要ない、思い立ったら即開始できる手軽さ

などから、


自分に自信がない人、
自己肯定感が低い人、
自分は生きている価値がないと思っている人といった、

「外部への免疫力が脆弱な人」には
感染するような現象を引き起こすのではないか?
と感じています。


類は友を呼ぶのような
波長が近い似た者が集まりやすいという
世の常みたいなことも、あるかもしれませんが、

「彼女がやっているのなら、私も」

そんな弱った気持ちにスルッと感染する感じ、
そんな事例が結構あるように感じます。


私にカミングアウトリターンしてきた彼女は、
私のように拒食症の経緯もなく、
突然、過食し始めたようでしたが、

私のように

食べたくないのに手が食べ物に伸びて、
1度食べ物を口にしたら
そこからはノンストップ。

食べ物と口への往復する手を制御できず、
口は咀嚼をやめることができず、
食べている間にも、目は絶え間なく次に食べるものを捉えている

そんな
「食べる行為をコントロールできない」という
過食に振り回される感覚は、生じなかったようで、

長年過食を共にした私から見たら、
彼女の過食は
本当に一瞬のストレス解消方法
に映りました。

彼女は数年後に結婚して出産して、
過食嘔吐なんて話題にもならないくらい、
思い浮かぶこともないくらい、そんなこと覚えていないくらい
忙しく幸せな生活を送るようになっていました。


過食症に感染したとしても、
「個人の持つ外部への免疫力の程度」で、
「その症状や回復力が異なる」
そう考えられると思いました。


「外部への免疫力の強化」で、
症状を和らげていくことができるし、
回復を早めることができるんだと

過食症にしても、
「免疫力」という考え方をすると、
他の病気と変わらないんだなと
そんな風にも思いました。


今の若年層は大変だと思います。
いろんな情報が自分が望む望まないに限らず、ポーンと入ってきやすい。
情報の波に飲み込まれて、
自分を見失いがちになることも多いんじゃないかと思います。


10代で、自分をしっかりと保つなんてことはごく少数の人間だと思うので、
いろんなことに揺らされて苦しむ時期でもあります。


世界はとても広くて、
わたし達が目視して捉える世界は、本当に小さな「点」でしかありません。

その「点」のサイズに自分を合わせることなんてなくて、
疲れるほどに窮屈で狭さを感じているのなら、

少数派で生きていいんだと気が付いて、
少数派を貫く努力をした方が絶対に賢い。


そうすることで、
免疫力も強化することができて、

自分が目視して捉える世界は
たくさんの可能性を含んでいて、
どこまでも広がりのあるものになるのでしょう。

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