こちらは昨日の伝わらない選手権のお題、西郷隆盛さん。
ベアたんの朝は、靴下を集めるところから始まる。
Tシャツ、ズボン……昨日友達が脱ぎ捨てたものたちを集めて、洗濯機を回すところから。
そして、一旦外に出て、今日の天気を確認して深呼吸。
ここから始まる。
お洗濯を開始するのは朝6時以降と決めている。アパートなので、一応ご近所のことも考える。
そして、茶碗を洗って、掃除をして。
ベアたんの家には掃除機がない。
以前あった掃除機、壊れたときに友達が魔改造して、それをベアたんが気に入らなかったから。
でも、猫が怖がらないので、今のクイックルワイパー(柄なし)で拭き掃除と、コロコロと、小さな箒とチリトリ、この掃除でだいたいは事足りている。
掃除まで全部終えたら、また外に出て、陽を浴びて、15分くらい缶コーヒーでのんびり休憩をする。
それで一日の朝のルーチンは終わり。
行き届いた家はいい。とても気持ちがいいものだ。
こんな事を言っているが、以前は茶碗洗いすらままならなかった。
掃除なんて、出来なくて、すごい状態の家に住んでいた。
ゴミ屋敷。
いや、弁当ガラやペットボトルこそ散乱していなかったが、衣類は床に散らばり、棚は埃まみれ、トイレは黒かった。
そんな状態の中、地震が起きた。
大きな棚こそ倒れてこなかったが、お気に入りの食器は割れ、本も全てひっくり返った。(ベア次郎の積ん読がたくさんあった)
そして、避難生活から帰ってきて、心機一転した。
掃除をしたのだ。
床に散らばる服は全て洗濯し、棚に入りきれないので籠をいくつも買ってきて、その中に仕舞うことに決めた。
台所のゴミ箱を買った。
棚も転倒防止措置を取った。
それから、この習慣が続いている。
他所の家からすると、全然片付いていないし、何なら汚いが、維持している。
これはすごいことだ。
今は家事は最低限にしている。無理をしない。
家事ミニマム。
これがこの維持のコツなのだと思う。
一つ、他の家事を増やす日は、そういうイベントの日なんだ、と捉えて、いくつもイベントを盛り込まない。
無理をしやすい性格が見出した、
一つの答えである。