こんにちは。
”現役人事のコーチング”をやっていますアサマルです。
上司と部下の1on1や日常の会話。
部下がどんなことを考えているのか知りたいのに、
マネジャーの自分に本音を話してくれていない気がする。
いろんな問いかけをしてみるが、会話が盛り上がらない。
(なんだか事情聴取みたいになってる・・・?)
難しく考える前に、実は今すぐ見直せることがあります。
今日はそんなちょっとしたコツについてお話しします。
マネジャーの方のお悩みあるある「部下が話してくれない」
私の所属会社では、1on1に関するマネジャーのお悩みとして、
部下との会話が盛り上がらないという声をよく聞きます。
そんな時、マネジャーの方は、
質問の内容が悪かったのかな?
そもそも取り扱ったテーマが悪かったのかな?
もっと本音を引き出すテクニックを習得したいな、
といったことを考えがちです。
ところで、あなたは部下の話を聞いている時、
どんな表情でどんな姿勢をしているか自覚はありますか?
あなたの表情・姿勢はどんな印象を与えてる?
鏡で映したりしない限り、自分の顔は自分では見ることができません。
表情や姿勢といった身体的なクセが、実は相手に思いもよらない
印象を与えていることがあります。
あなたは無意識のうちにこんなクセが出ていることはないでしょうか?
・特に意図せず、無表情になっている
・体の向きが、相手にまっすぐ向いていない
・顔が傾いていることがある(少し横目で相手を見るような状態)
・腕組みをする、脚を組む
・椅子の背もたれにもたれかかる
こういったクセは、本人に意図が全くなくても
相手に威圧感を感じさせます。
私自身、オンライン会議中に自分のカメラ画面がふと目に入り、
気づかないうちに無表情になっていることがありました。
その時自分では、何か反論しようなど考えているわけでもなかったのに、
とても険しい表情に見えることに気が付いて、
ギョっとしたことを覚えています。
そもそも部下にとって、自分よりも職位が高い人と話すということは
それだけで一定の緊張感を生じさせます。
腕組みをして、椅子にもたれかかり、脚を組んだような姿勢の上司から
「さぁ、何でも思っていることを話してくれたまえ」
なんて言われても、当然部下は本音を話す気になれませんよね。
また座るポジションについても工夫ができます。
対面で部下と話すときは、面接のように相対して座るよりも、
机の角を挟むようなポジションで座るほうが、
時々目線を外しながら話すことができるので、心理的に楽になるそうです。
まずは身体的なクセを見直してみて
部下がなかなか話をしてくれないな・・・と思ったら、
まず、話している内容を吟味するよりも前に、
ご自身の表情、姿勢、座るポジションを見直してみてはいかがでしょうか。
もしかすると、無意識に出している身体的なクセが
部下の話しやすさに影響を及ぼしていることに気づくかもしれません。