ほっとひといき300字SS:12

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300字SSを出品しているのですが、どのような300字SSを書く人かわからないと頼みづらいと思ったので、たまに自発的に書いた300字SSをブログに載せていこうと思います。
テキストだけでざっくり行きますね。

-いつか眠りにつく君-

 陽の当たるちゃぶ台の側で、柴犬が寝ている。この子は僕と一緒に育った大事な友達だ。
 僕と一緒に育ったと言うだけあって、もうだいぶ年をとっている。病院に行く回数も多くなった。友達の身体を撫でると、昔と違って毛がぼさぼさしている。
 散歩が好きなこの子も、最近はこうやって寝ていることが多くなった。眠る友達を見て不安に襲われる。いつ眠りから目覚めなくなるのだろうかと、それがこわくて仕方がなかった。
 こわいけれども、いつ永久の眠りについてもおかしくない歳だというのは、頭ではわかっているのだ。だから、そう遠くないその時のために心の準備をしないといけないと思う。
 でも、叶うことならずっとこのままでいられたらいいのに。

こんな感じの300字SSを書いております。
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