300字SSを出品しているのですが、どのような300字SSを書く人かわからないと頼みづらいと思ったので、たまに自発的に書いた300字SSをブログに載せていこうと思います。
テキストだけでざっくり行きますね。
-歌声を追って-
高校に入学し、合唱部に入るととても歌の上手い先輩がいた。部活内で唯一の男子で、とてもよく伸びるテナーだ。
私が入った時、既に先輩は三年生だったので、一学期で引退してしまうのかと寂しく思っていたけれども、先輩は結局、秋の文化祭まで合唱部での活動を続けていた。
高校に入って数ヶ月間、ずっと先輩のテナーを聴いていて、その声から離れがたく思っていた。
受験間近まで合唱を続けているなんて、先輩は将来歌手になるのだろうなと言う確信だけがあった。卒業式のその日まで、先輩の連絡先を知る事は無かったけれど、音楽を続ければまた会える気がした。
先輩に会えなくなって数年、私は歌手として舞台に立った。
きっとまた先輩に会える。
こんな感じの300字SSを書いております。
もし興味を持って下さった方は、商品ページをご覧下さい。