ほっとひといき300字SS:4

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300字SSを出品しているのですが、どのような300字SSを書く人かわからないと頼みづらいと思ったので、たまに自発的に書いた300字SSをブログに載せていこうと思います。
テキストだけでざっくり行きますね。

-弟だったかも知れない妹-

 今日は特別な日だ。二十年前に妹が生まれた、僕にとって、そしてきっと妹にとっても記念日。
 妹が生まれる前、僕は漠然と、未来のことなど知りもしないのに、年下の兄弟がいると思っていたようだ。名も知らぬ兄弟を探して、見つからないと泣いたこともしばしばだったそう。
 物心が付く前に妹が生まれたのだけれど、初めて妹の顔をみた時こう思ったのを何故だかよく覚えている。
 弟だ。
 おくるみに包まれた妹が男の子に見えたのかも知れないが、妹と紹介されていた筈なのに何故そう思ったのかは未だにわからない。
 そんな妹の二十歳の誕生日。この記念日に開けるのは、僕が好きなボルドー産のワイン。妹の生まれ年の物を探したけれど、味はどうだろう。

こんな感じの300字SSを書いております。
もし興味を持って下さった方は、商品ページをご覧下さい。
もちろん、ブログで300字SSを暇つぶしにご覧いただくだけでも歓迎です。
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