ほっとひといき300字SS:5

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300字SSを出品しているのですが、どのような300字SSを書く人かわからないと頼みづらいと思ったので、たまに自発的に書いた300字SSをブログに載せていこうと思います。
テキストだけでざっくり行きますね。

-人形の部屋-

 私は人形と暮らしている。自作の人形が部屋の棚に何人も座っていて、気のせいだろうか、たまに動いたり喋ったりしているような気配を感じるのだ。
 人形教室の帰り、友人と喫茶店に入った時にその話をしたことがある。もしかしたら、人形を作っている人はみんなそんな不思議な体験をしているのかも知れないと思ったのだ。
 けれども、友人は笑ってそれを否定する。そんな事があったらこわいよと。
 少ししょんぼりしながら、自分の家に帰る。すると、どこからともなく声が聞こえた。
「おかえり」
 部屋を見渡すと、目に入るのは人形ばかり。やはり、私の人形は生きているのかと奇妙に思い、同時に嬉しくなる。
 現実なのか幻覚なのか私にはわからなかった。

こんな感じの300字SSを書いております。
もし興味を持って下さった方は、商品ページをご覧下さい。
もちろん、ブログで300字SSを暇つぶしにご覧いただくだけでも歓迎です。
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