中小企業経営のための情報発信ブログ177:モチベーションをアップする方法

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ビジネス・マーケティング
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
昨日もモチベーションについては書きましたが、今日もモチベーションをアップする方法について書きます。
モチベーション(やる気)をいかに上げるかが、仕事の効率の向上や成功につながることは言うまでもありません。上司としては部下のモチベーションをどのように上げるのかが重要な役割になります。しかし、自分のモチベーションを上げる以上に部下のモチベーションを上げるというのは難しいものです。
昨日は、ドーパミンやノルアドレナリンという化学物質をいかに出してモチベーションを上げるかということでしたが、今日は幸福感という視点で見ていきます。モチベーションを上げると言っても、時分のもいベーションを上げることと部下のモチベーションを上げることとは違います。この両者を区別しないといけません。
1.幸福感から考える、自分と部下のモチベーションをアップさせるコツ
 モチベーションに関する悩みには、自分のモチベーションを上げられないという悩みと部下など周りの人のモチベーションを上げるのにどうすればいいか分からないという悩みの2種類があります。前者が自分のモチベーションをコントロールする問題であり、後者が他の人のモチベーションをコントロールする問題です。
 ここでは、「幸福感」という観点から、「自分自身のモチベーションをアップさせる方法」と「部下のモチベーションをアップさせる方法」を区別してみていきます。
2.自分のモチベーションをアップさせるポイントは「幸福感」から切り離すこと
 一般に上司(管理職)の人は、仕事はバリバリできるが、プライベートでやる気が湧かない、モチベーションが上がらないという人が多いのです。職場での仕事にはやる気を出すのに、勤務時間外に英会話や新たなスキルを身につけようとしても、またダイエットやジム通いをやろうとしても長続きしないということはあります。仕事にエネルギーを使い果たし、仕事が終わればクタクタというのもやむを得ないことかもしれません。しかし、最後の力を振り絞ることができれば、スキルアップにつながるはずです。
Ⅰ:根本的な考え方として、幸福感とモチベーションは「別物」と考える・・・職場では成果を出せば報酬(給与・出世)につながるなどはっきりとした幸福感が提供されていますが、プライベートな活動では自分の頑張りを見て評価してくれる人がいません。孤独との闘いの中で時として意味を見出しにくくなります。プライベートな活動では、幸福感や見返りを期待せず、「活動せざるを得ない状態」を作ってモチベーションを維持できるように工夫することです。
Ⅱ:それしかできない環境を作る・・・予約を入れて行かざるを得ない状況をあえて作るなどです。一人でスキルアップの勉強をする場合でも、その本しか置かないようにする、1時間と時間を決めて椅子に座り続けるなど、やらざるを得ない環境をつくるのです。
Ⅲ:毎日「キリの悪いところ」で終わらせる・・・キリをつけてしまうとそれで満足して、モチベーションが翌日に続きません。あえてキリの悪いところで終わらせて、モチベーションを翌日に引き継ぐのです。また、何かを終わらせる前に次の計画を立て、少しでも次のことを始めている状態にして、モチベーションを途切れさせないようにすることも大切です。
3.部下のモチベーションをアップさせるポイントは部下の性格に応じて「幸福感」を与える量を考える
 部下の性格も千差万別です。部下の性格によってモチベーションの上げ方にも違いがあります。
Ⅰ:自信のない部下には期待する・・・自信のない人は仕事という場においてある意味「謙虚」であり「素直」です。それが行き過ぎて、一つ一つの仕事に慎重になりすぎたり、新しい挑戦をするモチベーションが上げられないのです。また、ネガティブな発想から仕事への意欲を失っているケースも見られます。このような部下には「君はできる」と期待をかけること、信頼していることを伝えることによってモチベーションを上げることができます。
Ⅱ:プライドの高い部下は褒める・・・プライドの高い人は責任感も強いので仕事をきっちりこなす長所がありますが、プライドが傷つくことを恐れて慎重になりすぎたり新しい挑戦に躊躇するケースが見られます。この湯なプライドの高い部下に期待をかけるのは逆効果です。プレッシャーがかかりすぎ負担となってしまいます。プライドが高すぎて孤立し誰にも相談できないということも起こります。プライドの高い部下には成果が出たときにはしっかり褒め、「最低限やってほしいこと」を明確にして、一人勝手にハードルを上げすぎないようにしておくことがモチベーションの維持につながります。
Ⅲ:すぐ図に乗るタイプには、馴れ合いに注意する・・・すぐ図に乗る人は、幸福感が高くムードメーカーになります。しかし、行き過ぎれば、慎重さの欠如や大きなミスにつながってしまうこともあります。このタイプは自分でモチベーションを上げることができるタイプなのd、ほめ過ぎたり、hン値を明かしすぎたりして馴れ合いの関係にならないようにすることが大切です。小まめに新しい仕事を振り分け、「慣れ」からくる慎重さの欠如を防ぐようにすべきです。
自分のモチベーションを高めるには幸福感を利用せず、楽しみや喜びのないところからモチベーションを生み出す工夫(しくみ)が大切になります。一方で、部下のモチベーションを高めるには、性格に応じて対応することが重要になります。幸福感の低いタイプの部下には幸福感を与えてあげることが必要ですし、幸福感が高い部下には逆に幸福感を抑えるように対処するのです。部下の長所と短所を見極め、長所を伸ばし、短所を克服できるようにすればモチベーションは高まります。やはりここでも重要なのは、部下との人間関係、信頼関係の構築です。 
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