どうも~、アートディレクターや、グラフィックデザインや、コピーライティングや、写真まで撮影しているIKAです♪
色々、お仕事をいただけて本当にうれしいのです!
このブログを読んでくださっている皆さん、仕事のご依頼をお待ちしておりますwww
前回、前々回と好評の【和食です】シリーズが早くも登場ですwww
このシリーズ、大変好評なのでネタが尽きるまでやりつくします‼お楽しみください‼
今回のテーマは「焼餃子」です!
えっ?
さすがに焼き餃子は「中国料理」でしょ‼
そう思った方は、まだまだですね~www
今回は、中国の食文化が凄いのか、日本の応用力、器用さ、リスペクト力が凄いのか、よくわからない内容かもしれませんが最後までお読みくださいね♪きっと、餃子の奥深さに感動する?はずです♪
日本の焼餃子の定義
まず、日本の焼餃子の定義をまとめます。
①上部に皮をつなぎとめるヒダがあり下部を焼き付ける
②蒸し焼きにする
③形状は半月型である
④タレをつけて食べる
この4つが日本における焼餃子の定義だと思います。しかし、この定義に当てはまらないのが中国の食文化です。そもそも、この定義自体が完全に日本で作られたものであり、中国には存在しません。
私が中国北京に駐在していたとき、現地の日本式の居酒屋で中国人スタッフと食事をしていました。注文した焼餃子を食べた中国人の発した言葉です。
「这道菜像饺子一样」(この食べ物は餃子に似ているね)
つまり、中国人は日本の焼餃子を「日本食」だと勘違いしたのです!それくらい、日本の焼餃子は独特な進化を遂げた食べ物なのです!
中国の餃子の定義は無限大!
それでは餃子の本場、中国の餃子の定義は何でしょう?
答えはありません!
正しくは、無限大なので書ききれません!
中国に駐在すると実感するのですが、本当に中国人は「餃子」という食べ物を愛しています。
上海など広東料理の地域では、朝から棒餃子を屋台で購入して食べ歩きしています。北京など東北部では、餃子は米や麺に代わる「主食」の地域もあります。中国は、日本の30倍以上の国土なので餃子だけでも様々な食文化が根付いているのです。
▲上海で食べられる「鍋貼(グオティエ)」という棒餃子
①上部に皮をつなぎとめるヒダがあり下部を焼き付ける
そもそも中国では餃子の皮は「手作り」します。確かにスーパーで餃子の皮を見かけた記憶がありません。また、中国で餃子自体は「おめでたい食べ物」なので、旧正月に親族が揃う時には必ず大量に手作りします。
日本のお餅みたいなイメージでしょうか。普段から食べることもできるけど、正月には欠かせない。そんな食べ物なのです。
日本の餃子のように上部で皮をつなぎとめる調理法もあります。しかし、棒状や丸めたもの。動物や花に見立てた餃子もあります。
▲中国の花餃子。作り方は意外と簡単で家庭でも食べられている。
②蒸し焼きにする
これが最も大きな違いかもしれない。
中国で「餃子」は、ほとんど「水餃子」としてお湯で茹でて食べられている。
他にも揚げたり、蒸したり、スープに入れたりして食べるのだ。
日本のように「蒸し焼き」にする調理法はほとんど見たことが無かった。
本来、旧正月などに大量に作り、冷凍庫に入れて食べているパターンが多かった。水餃子なら調理も簡単なので、お弁当やおやつで職場に持ってくる人も多かった。
③形状は半月型である
先にも書いたが、餃子の形状は様々だ。定義や調理法が無限大なだけに、形状は同じくらい無数に存在している。
また、中国国内には色んな民族が存在する。漢民族、朝鮮民族、内モンゴル族などだ。その民族ごとに「定番の餃子」があり、街中の商店で売られている。
中国は多民族国家なのだ。
▲日本の餃子に似たものから、包み込むスタイルまで様々だ。
④タレをつけて食べる
私が中国で一番驚いたのが、餃子にタレをつけないで食べることだった。
水餃子などは「辛味ダレ」をつけることはあるが、揚げ、蒸し、焼ではほとんどタレはつけなかった。
餡自体に味がついていることもあるが、中国の餃子は「小籠包」と同様に肉汁や野菜の風味を楽しむ料理なのだ。
皮も手作りでモチモチしているのも影響しているのかもしれない。皮に味がつけてあり、美味しい肉まんを食べているようなのだ。
中国の餃子は、定義と同様に、数も無限に食べられるのだ。
結論
日本の焼餃子は美味しい。
ただ、中国の餃子とは明らかに別物に進化している。
あと、中国人は「餃子」と、「御飯(米)」や「麺」とは一緒に食べない。
あくまで餃子は「主食」なのだ。
日本の中国料理チェーン店の「餃子定食」が大好きな私は、つくづく「焼餃子」は「和食なのだ」と実感するのでした。