【魅惑のポーション】バズうまブログ:味噌汁

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どうも、大阪でアートディレクターをやっていますIKAです!

私は、コロナになる前、いろんな国で、いろんな現地の食べ物をたべてきました。中国では犬、狸、蠍などなど、フランスではジビエと呼ばれる獣類の血と肉まで。しかし、現地で食べると不思議なことに、それなりに美味しく食べてきました。私は、中国人から「お前はどこの国に行っても生きてゆける」と言われるほどの「悪食」食いしん坊なのですwww

そんな私でも、海外で無性に食べたくなるものが幾つかありました。その代表的な食べ物が「味噌汁」でした。日本にいるときは、意識したこともなかったのですが、簡単そうで、海外では中々美味しい味噌汁を口にすることは難しいのです!そんな味噌汁に関するブログです。

「かつ丼」「うどん」「味噌汁」の共通点

日本でなら、当たり前のように食べられる和食「かつ丼」「うどん」「味噌汁」。これらの共通点がわかりますか?

和食といえば、これでしょう!というもの。答えは「お出汁」です。昔、和食の鉄人が「命の出汁」と呼ぶほど、日本食の味のベースになっているのです。私は、海外で長期滞在するまで、そのことに気づきもしませんでした。当たり前のように、日本では食卓に出汁の効いたメニューが並んでいたからです。

中国の北京や上海では、日本食店がたくさん存在しています。日本人が経営しているお店もたくさんあります。ですから、中国人でも食べやすい「かつ丼」「うどん」「味噌汁」は必ずメニューにあります。
しかし!!!
どんなに高級和食店でも、ほとんどのお店で「出汁が効いていない」のです!日本食スーパーなどでは、鰹節や昆布、顆粒の出汁は売っています。ですから出汁自体は認識されていると思うのですが、海外の日本食店の料理は出汁が効いておらず美味くないのです。

考えられる理由は二つです。
①現地のシェフや料理人が「出汁の重要性」を理解していないので入れていない。
②日本の食材、原材料は高価なのであえて外している。
日本食以外で「出汁の文化」は聞いたことがありません。フレンチのフォンドボーくらいでしょうか。それでも、和食のようにすべての料理の「味のベース」には使用しません。そう考えると、和食の鉄人が言っていた「命の出汁」は間違いではなかったのだと思います。
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▲北京で食べた「カツカレーうどん」出汁は効いていません… 

味噌汁欠乏症…

中国人は、朝食をしっかりと食べる人が多いです。しかし、北京や上海では、家ではなく外食で済ますことが多いです。街中の屋台が早朝から湯気を上げ、営業しています。お粥、餃子、湯豆腐、豆乳、揚げパン、肉まん、ラーメン、炒飯まで、日本人が連想するあらゆる中国料理が朝から食べられます。

しかし、無いのです。無いのですよ「味噌汁」は!

米は、日本産の「こしひかり」(現地産の10倍くらいの値段・それでも日本で買うより安い)を購入すれば家でも食べられます。しかし、味噌汁には苦労しました。鰹節や顆粒出汁が高価。味噌自体が美味しくない。具材の野菜などが美味しくないからです。

ある日、数か月に一度襲われる「味噌汁欠乏症」になった私は、帰宅途中の高級スーパーで「あさり」を購入しました。もちろん、次の日の朝に、味噌汁の具材にするためです。あさりの砂を吐かせるために、ボウルに塩と水をいれ、静かにキッチンに置いておきました。目覚めた翌朝、味噌汁として調理したあさりを見て、私は絶句しました…。

あさりが口を開いていないのです。全部、閉じたまま…。

昨晩、スーパーで購入した時点で、あさりは死んでいたのです。中国ではよくあること。現地の中国人は口を揃えて言っていました。しかし、私のショックはどれくらい大きかったことか。それから、帰国の度に空港で、味噌汁を食べることが私のルーチンとなったのでした。

出汁の効いた味噌汁は、私にとっては疲れを癒す「魔法のポーション」になったのです。
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▲大阪:千林:旨い魚と具沢山みそ汁の店←これ、屋号ですwww



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