愛猫 長寿の秘訣?

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コラム
 愛猫メルは20歳を越えてもなお元気だ。流石に子猫のようにじゃれることはないが、肉体的にはとても老猫とは思えないほど健康だ。
 元々の主である父が生前「よく長生きしてくれた」と感謝の言葉をつぶやいていたのが印象に残っている。そんな父も時々メルが最近ぼけてきたんじゃないかと言っていたのだが、私が見るかぎりそうでもないように思う。もっとも子猫のころから寄り添ってきた父にしか感じられない何かが在ったのかもしれない。強いて言うなら赤ちゃんがえりみたいな事はあるのかなとは思う。
 一応私は愛玩動物飼養管理士の資格を有したペットに関するプロの端くれなので、我が愛猫メルの長寿の秘訣を考察してみる。
 まず一番の要因は精神的な事だろうと思う。生活してきた中でストレスがかかるようなことがなかったのではないか?人との関係も最小限であり、子供達にむやみに触られることもなく、他の猫達や愛犬のミニチュアダックスユキとも一定の距離があり、メルのプライバシーは充分確保されてきた。父がそのように育ててきたと言える。
 次になんと言っても食生活だろう、メルは他の犬や猫達と違い人間の食べ物を一切欲しがらない。犬のユキは許可がなければ手をだすことはなかったが、猫達は違った、隙あらば奪っていった。どろぼう犬とは言わないがどろぼう猫という言葉がある理由が良く分かった。
 メルは少々偏食があるのか、魚由来のものしか口にしない。チキンなんかは一切だめ、ドライフード所謂カリカリはよく食べる。喜ぶ姿が見たくて色々買い与えたのだが、ほとんどダメだった。ちゅーるもはじめこそ魚の味のものは多少なめたのだが余り好きではないらしい。唯一口にするのが金のだしカップというもの。他社の類似品は一切だめ口すらつけない。どこがそんなに違うのか謎である。
 それとメルは水をよく飲む。これだけ水を飲む猫は珍しいのではないかってほどよく飲む。そのせいか排尿、排便は快調で、これだけでも健康なのが確信できる。
 性格的には警戒心が強く慎重な方だろうと思う。個人的な見解になるが、人懐っこく警戒心が余りなくて人から見て賢い猫は割と早死にだと思う。その手の猫は事故に遭うリスクが高く、実際に悲しい思いも経験してきた。
 以上が愛猫メルの長寿の秘訣なのではないかと思っている。

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