パワハラ 大人のいじめ

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コラム
 某大手運送会社の男性社員が上司からパワハラを受け、㋅に自殺したと報じられた。
 たびたび耳にするこの手の報道、時が過ぎれば忘れ去られまた似たような事件が起こる。実際この会社、同じような事が何度も繰りかえされていると聞く。今回は課長二人による係長に対するパワハラとのことだが、恐らくこれは会社全体の体質だろう。もっと上の役職の人間の性質も同じように下に対して威圧的な態度をもって接しているのは想像に難くない。
 第三者は、そんな会社辞めればいいとか、自殺するくらいなら死ぬ気で何でもできるだろうとか言うだろうが。本人にしてみれば、どうしてもそれが出来ないから最悪な決断を選らばざるを得なかったんだろう。男性は妻に対して仕事量が多すぎるなどと話していたそうだが、これが精一杯のそSOSだったのだろう。
 理不尽な仕打ちに対して反発出来る性格だったり一緒に戦ってくれる仲間がいたり、辞職できることの方が稀だろう。ましてや身近な人に相談なんて出来ない。親しい間柄の家族や友人には自分の弱みなんて見せたいはずがない。
 どうしたらいいのか・・・?これはもう本人としては開き直るしかないのではないか。組織にとって代わりになる人間などいないように、逆に自分にとって代わりのきかない仕事などないのだから。日頃から逃げ道の目星をつけておくのも一つの手だろう。会社組織の一員である以上組織の体質を変えるか自分が出るかの二択しか無いのだから
 やり直し仕切り直しに遅すぎることなんてないし、過去に積み重ねたことを捨てたところで全部無駄になるわけではない。今迄の経験や失敗の土台の上に自分が存在するのだから。新しいことを始める時に何かの役に立つはずだ。

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