【その5】断捨離につけこんだ悪質な訪問買取(押し買い)の手口を公開します。

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「この指輪、100万円したのよ?」スタッフ「そうですよね!デザインも凝っていますし、石の色も澄んでいます。ほとんど使っていないのではないですか?」「そうなのよ!もったいなくて使わなかったら流行おくれになって、このデザインは古いからリメイクでもしようかと思っていたの。」と宝飾品についてお話しを続けます。
スタッフ「残念ながらこのデザインは古いものなので今の査定では10万円ほどが相場です。でもとても良いお品ですので、リメイクして使われるのも一つだと思います。ただ、買取依頼をいただくお客様の中に、元が高価なお品だとリメイク費用も高額で、数十万かけてリメイクしても結局また使わなくなって買取を希望されるお客様も多いんです。そういうお客様は、売ってもリメイク費用にしかならなくて、損したなどとおっしゃいますよ。」お客様は考えます。「そういえば今まで使わなかったのに、リメイクしたからといって使うかしら?手間とお金をかけて損するならもったいないわね。この人が交渉して特別に30万円で買ってくれるならお得かも?」見事な戦術にすっかりお得な気持ちになってしまいます。
その気持ちの変化をスタッフは見逃しません。手元に現金をちらつかせ、「使わずにしまっておいただけの宝飾品を現金に換えて、美味しい物を食べたり、旅行にでも行かれたらどうですか?こちらの宝飾品を30万円で買取させていただくついでに、先ほどの500円+3,000円の買い取り商品を50%査定UPにて買取とさせていただきますので、総額30万円7,000円になります。」と査定表に書き込み、現金を用意して後はお客様が必要書類に記載をするだけという状態にします。
ここまでくれば、目の前の現金や状況に「むしろ得したかな?」と感じてしまったお客様は言われるままに書類を記載し、現金を受け取り全く売る気のなかった物を手放してしまうことになります。

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