【その4】断捨離につけこんだ悪質な訪問買取(押し買い)の手口を公開します。

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お客様はとっておきの宝飾品を見せるだけ…と持って来ます。
スタッフは嬉しそうにおだてながら写真を撮り、会社に送ります。
ここでまた小芝居、上司との電話が始まります。
「お客様に写真を撮らせていただきました!」上司「査定額は10万円。それで買い取らせてもらえ!!」例によってすべて丸聞こえです。
お客様は考えます。「あの指輪は100万円したのに10万円なんてありえないわ。売るのはやめておこう。」
しかし小芝居は続きます。スタッフ「お客様の大切なお品ですので、写真だけ撮らせていただいたんです。」上司「ふざけるな!買い取れないなら帰ってくるな!辞めてしまえ!!」罵倒はどんどんひどくなります。
お客様はスタッフが可哀そうになります。「この人はいい人なのにこのまま帰ると上司に怒られるんだろうなぁ。でも10万円では絶対無理!」この時点でお客様は「絶対売らない。」という意思から「値段が安いから売らない。」などと心理操作されてしまっています。
スタッフ「無理だと思いますが、一応お客様に確認してみます。ただ、先ほどお知らせしたお品も何点もお売りいただくお客様です。査定額は10万円では納得できません!!」気弱そうだったスタッフがお客様のため(という設定で)に必死で上司に交渉を始めます。電話を聞いているお客様はハラハラして見守ります。上司「10万円以上は無理!何とか説得しろ!」スタッフ「ここだけは譲れません!全部まとめて買い取らせていただく事で、30万円でお願いします!!僕のギャラを減らしてもらっても構いません!」上司「……そこまで言うなら今回だけは特別に…。他の人には言わないように口止めしとけよ!」スタッフ「ありがとうございます!!!お客様にお伝えします!」
満足げなスタッフがニコニコしてお客様に近づいてきます。
「お客様!特別に査定額の三倍、30万円で買取可能ですよ!!」キラキラした目でやり遂げた表情のスタッフを見ると、全部会話を聞いていたお客様は、選択肢が消滅し、10万円という査定額と、30万円という買取価格が気になってきます。(→その5へ続く)

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