子どもの学習をサポートする上で最も大切なこと

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こんばんは、わたねこ(綿崎ねこ)です。
塾で講師をしています。

学習のサポートをする上で最も大切なことは、
「できると信じること」です。


夏休みが終わり9月になると、「2022年度もあと半分」と改めて気合が入ります。
塾の年度は多くの場合、2月から翌年1月までなのです。

実はこの秋頃から、次学年についての不安を口にする保護者様がだんだん増えてきます。

「本当に○○ができるようになるのかしら」と。
○○には、「ちゃんと問題を読んで意味を理解すること」とか「自分で見直し」とか「おしゃべりせずにお勉強」とか……あとは苦手な問題のタイプや単元が入ります。

問題なのは、これをお子さんの目の前で言ってしまうこと。

「この子はできるようにならないかもしれない」というニュアンスを含んだ言葉は、しっかりお子さんにも伝わっちゃっています。そして、「ぼくは(わたしは)できないかもしれない」という暗示にかかっちゃう。

大人も「頑張ればできるようになるかも」と思えるか否かで、やる気に変化がありますよね。

子どもたちだって、もちろん一緒。

「頑張っても無理かも」と思ったら、やる気が出ません。やる気がでなきゃ、できるようになりません。なったとしても、時間がものすごくかかっちゃいます。

どうせ暗示をかけるなら「できるようになる」という暗示が良いです。
そう、「この子はできるようになる」と信じてあげることこそが、できるようになる近道なのです。

正解にたどり着けなくても考え方があっているなら、80%理解していると言えます。その時に「また同じところで間違えた」と伝えることもできるし、「おしい!ここまで合ってた!もう少しで正解できるね!」と伝えることもできるのです。

「間違えた」と伝えれば、実際は80%のところまで来ているのに、子どもは0%と感じてしまうものです。そして「どうせ次も間違える」と思えば思うほど、学習自体が嫌になります。嫌だからやる気もでないし、やる気がなきゃ集中できないし、集中しなきゃ結果的にまた間違えます。

悪循環ですよね。

ちょっと極端な話になるのですが……
学習が始まったばかりの小学1年生で習うことは、大人になれば全員が理解できますよね。

つまり、絶対にできるようになるのです。

だから、「できるようになるよ」と伝えてあげて欲しいなぁと思っています。「できるようになるのかしら」と聞いた子どもは「一生できるようにならないかも」と感じているからです。

心配な気持ちをそのまま子どもに伝えると、子どもまで不安になってしまうのです。子どものことを想えばこその心配なのに、それが原因で子どもが自信をなくしちゃうなんて本末転倒。

根拠なんてなくたっていいのです。
できる未来を信じて「できるよ」と声をかけてあげましょ(´∀`)
いや、たとえ信じられなくても、「できないかも」という感情をわざわざ子どもに見せる必要はないのではないかなぁと思うのです。

子ども自身は「いつかできる」と信じているからこそ、取り組んでいるわけですし♪そう信じていないことにはやる気がでないですからねぇ。

私は「できるようになる」と信じているからこそガンガン取り組んでもらっているし、実際に「できるよ!」と声もかけていますよー。
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