全ては表裏。
良い中に悪いが、悪い中に良いがある。
私達の良い悪いは、誰かが決め、定めたこと。
現象に本来良いも悪いもない。
物事は、画一的に判断できない。
成功したら、その下は全て失敗。
失敗したら、その上は全て成功。
それは、いつも裏表。
バランスは、アンバランスの中にバランスがある。
バランスを取って立っている私達は、
体の中の重心は細かに動き、アンバランス。
バランスが取れているようで、
アンバランスがバランスを生み出す。
心が悲しい、寂しい、そんな思いをしたならば、
ちょっとした言葉は、人の態度は優しい。
ちょっとした人の存在が、心強い。
ネガティブのなかにポジティブはある。
賑やかで楽しければ、
少し欠ければ、寂しい。つまらない。
賑やかすぎれば、うるさい、うざったい。
楽しさが大きければ、
ちょっとした躓きや、ちょっとしたストレスで、面白くない。
楽しすぎれば、楽しさが薄れて面白みが欠けてくる。
大好きな人がいたならば、
その人がいなくなったら大好きな分悲しく、寂しい。
でも、大好きの裏返し。幸せな気持ちがあるから、
悲しさ、寂しさを感じられる。
でも、大好きでも当たり前のようにいつもいると、面倒くさい。
期待が大きければ、少しダメでも大きな落胆がある。
ダメだと思っていたら、少し良ければ大きな希望が生まれる。
ポジティブの中にネガティブがあり、
ネガティブの中にポジティブがある。
これを陰陽と言う。
陰の中に陽がある。これを陰中の陽。
陽の中に陰がある。これを陽中の陰。
でも、現象に意味を付けているのは、
人間の脳。意識。常識。観念。決まり事。
陰と陽も人間が決めた観念。
本来は、現象しかそこにはない。
私達の脳は、思い込みの世界を見せる。
ありのままの世界は簡単には見えない。