A君とのやり取りの中で数学が遅れ気味と聞いたので、スケジュールの再調整をアドバイスしてみました。
数学はわりと得意だというA君ですが、宿題の量が多いためやはり時間が本人の想像以上にかかったとのこと。比重をかけて再度スケジュールの中に組み込んでいました。
勉強を続けるときのモチベ―ションのひとつが「応援」です。といっても、毎日頑張れと言い続けるという事ではありません。
サポートと言ってもいいのかもしれません。サッカーでもサポーターって言いますしね。うまく行っていない時に「うまく行っていない」と言える状況を作っておくのが大事です。
そして、そのことについて「こうしたらいい」というような上から目線でのアドバイスではなく、「どうすればいけそう?」と質問していくわけです。
A君は、目標に対して各科目の出来不出来が明確でした。自ら「世界史がどうしても遅れ気味になっている」とはっきりと伝えてきています。
あとは、定着についてもう少し自分で確認できるようにしていくことが必要です。
本人からは数学の見直しの時間をとれるかわからないと返事がきており、とりあえずテスト範囲を全部やっているそうです。範囲が膨大のため全部一回だけでもやろうとしているようです。
当初聞いていた内容と、少しズレが出てきており心配です。
というのも、私ができることは、もらった情報を基に勉強のやり方や学習時間の習慣化をはかることなので、最初のデータが違えば全体が変わることもままあるのです。
というわけで、再度A君とLINEをしました。詳細を聞くと、標準問題がテスト範囲の大半を占めておりチャレンジ問題は数問でるだけとのことだったので、本人に確認してみました。
復讐の時間はとれなくなるかもしれないけれども、1周チャレンジ問題もすべてやりきるか、チャレンジ問題はギリギリに回せるならトライして標準問題に焦点を当てるか、どちらの方がいいと思うかということです。
彼なりに考えて出した結論は、標準問題にフォーカスすることでした。私も個人的にはそちらをおすすめしたいと思っていたのでよかったです。
全ての問題を完ぺきにする時間があればもちろんそれが一番です。でも現実にはスケジュール通りに回らないことが多いので、時間が足らなくなってきます。
この時、どう決断するかと決断したならそれをやりきるかが大事です。
おそらくA君もチャレンジ問題をやらないというチョイスに迷いが生じるかと思うのですが、ここで再調整していては結局気持ちが安定しません。
今回の場合なら、チャレンジ問題はできなくてもいいから標準問題を合わせていくことだけに集中するのが一番です。
夏休みが終わるまでに、A君へのフォローがうまくいくようにと私も祈っております。