部下やアルバイトに「遠慮して仕事を頼めない」飲食店店長が思いだすべき一つの真実

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こんにちは

自分は22歳から16年大手飲食チェーン店で勤務し続けている現役の飲食店のSVです。

早速ですが質問です。

飲食業のオーナー、店長の皆さん、部下やアルバイトの人たちに「過剰に遠慮しすぎずに」仕事を頼めていますか?

この問いにドキッとされた方はぜひこのコラムを最後まで読んで欲しいと思います。

自分の勤めている飲食チェーンで働く新任の店長さんからしばしば相談を受けることの一つに、「部下やパートさん、アルバイトさんに気を使ってしまったり、過剰に遠慮してしまうため、仕事を頼むのが苦手です」ということがあります。

さまざまな背景があるので、全てのパターンに当てはまる訳ではありませんが、こういった際に自分から必ずする質問があります。

「仕事を任せてもらえることについてどう思う?」

というものです。

皆さんはこの問いに対してどう思いますか?

新任の店長さんと1ON1ミーティングの場などでは「あまり考えたことが無かった」という答えが返ってくることが多い印象です。

そういった際に私が返す答えは、

本来仕事を任せてもらえるという事はとても素晴らしいこと」ということです。

皆さんに想像して欲しいことがあります。

「もし自分が入社した職場で、ほとんど仕事を任せてもらえなかったら嬉しいですか?」

始めのうちは「楽ちんでらっき~♪」となる人もいるかもしれませんが、夢と希望を持って就職してきた人にとっては、

「信頼されていないのかな?」

「自分には無関心なのかな?」

「やりがいが感じられないな」

「選ぶ職場を間違えたのかな?」

など、「マイナスな要素が強い」と思います。

極端な考え方をすると社会においては

「仕事は任せたい人にしか来ない」という側面はあります。

こういった「考え方」を面談や指導の中で店長と部下・アルバイトさんたちと共有していくと「仕事を任せる」「仕事を任される」に対してポジティブな認識が徐々に浸透していき、さまざまなプラスの効果が出てくると思います。

「本来仕事を任せてもらえるという事はとても素晴らしいこと」という考え方は、学生のアルバイトさんたちには学業を卒業し、本番として社会人デビューするまでには心に持っておいて欲しい考え方の一つです。

家庭で子育ての中でも伝えているというパートさんの話も聞きます。

役職や年齢、性別などへの配慮は社会で組織に属する以上必要ですが、お互いに一個人としての敬意を払いつつ、適度な仕事の依頼をしていく事はとても大切だと思います。

コラムを読んで下った飲食店オーナーさま、店長様らいらっしゃいましたら、自社、自店に持ち帰り、近しい人たちと話してみてはいかがでしょうか?

飲食店で働くことに興味を持っている方や、現在飲食業で働いている方向けに定期的に「役立つ知識」や「業界話」、「悩み相談の返信」などを続けていきたいと思っています。

こんなことで困っている、こんな話を聞いてみたいなどある方はぜひお気軽に相談してください。

コロナに負けず、飲食業界を一緒に盛り上げていきましょう!

















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