頑張っても報われません

記事
コラム
「限りある時間の使い方」という本を読みました。

なぜ手に取ったかというと・・・。

本屋さんで、横並びになっていた。

中田敦彦のYouTube大学で見て、面白かった・・・。

など、薄っぺらな理由もありますが、

ちょうど、
関東から地方に来て、
逆ホームシック中でした。

「地方に行くという選択は間違っていたかもしれない」

「都会に戻りたい!!」

閉鎖的な地方都市での「我慢」「妥協」が
積もりに積もって、
爆発・・・。

わんわんと

声を出して久々に泣きました。

戻りたいがもう、戻れない。
人生「詰んだ」
今までの努力は何だったのだろう・・・?



そんな時に書店で見つけた

「限りある時間の使い方」

これからどうやって生きていこうか・・・。
どうすれば良いかよくわからないので
手に取って読みました・・・。

自分の人生に「使命」や「果たすべきこと」など
あるんだろうか・・・・?

ただ、大都会でボロ雑巾のようにこき使われ、
ついに雑巾が破けたら捨てられて・・・。

それでも
何とか頑張ってみよう。
前を向いてリベンジしようと必死になり、

いろんなことを我慢して
朝、早起きして目指した試験。

毎日、毎日、勉強して

結局、不合格・・・。

私の人生、
何一つ「達成」しなかったな・・・。

そんな虚無感の中でこの本を読みました。

ToDoリストを作ることの弊害

自分の立てたスケジュールを
毎日こなしていけば、いつかは「何者か」になれるだろう・・・。

私自身もそのように信じていました。

自分の立てた1日のToDoリストをこなす。
努力は報われる。
何か得られるものがあるかもしれない・・・。

To Doリスト通りにこなせば
1日は「充実」していたように感じ、


To Doリスト通りにいかなければ、
「なんて自分はダメなんだ!!」

「自分の決めたこともできないじゃないか!」

と謎な罪悪感や劣等感に苛まれることが多々ありました。

この本の著者も
「全てやれるはずだ」
「やればできる」

「生産性の鬼です!!」

という考えを元に、効率化を駆使してゆくと、

ますますストレスを感じ
ますます惨めになっていったそうです。

効率を上げて
自制心を持って時間をコントロールしても
「ゴール」には辿り着けない。



これが現実です。

例えば、資格の勉強を必死にやったが、
結局合格しなかった・・・。

「努力不足だ!」

「やればできる!やらなかったから不合格だったんだ!!!」

こんなふうに自分を責め、
他人からも責められることもあるでしょう。

「やればできる」
「やりたいことは全部できる」

ということが錯覚なのです。

実際には

「やりたい事は、全部できない」


現実に目を背ける

ではなぜ、
こんなに私たちは忙しくして、
タスクを数多くこなすことを目標としているのだろうか・・・?

「現実に目を背けているからだ。」

とこの本では述べています。

確かに、
仕事で忙しくしていると、
現実的に向き合わなければならない問題を「直視」しなくて済みます。

例えば、

家族の問題、
将来どうするか?
進路のこと

など、

「仕事が忙しいんだ〜〜〜!!」

で済ますことができるからです。

また、

現実的に今起こっている
問題以外でも

「自分の生き方は正しいか?」

「そろそろ今取り組んでいることは、
 諦める時期に来ているのではないか??」

という問題を直視することを避けているのです。



「本気を出せばできる」

「不可能を可能にする!!」

このような一見「前向き」「ポジティブ」と言われるような
世間ウケの良い言葉を信じながら
騙し騙し生きているに過ぎません。



著者は
効率的に自制心を駆使しても、
ゴールには辿り着けない

もはや

「頑張っても無駄だ」と気づいた時に
心がすーっと軽くなっていったそうです。



そう、

「頑張っても

無駄なものは無駄なんだ」



生産性の鬼!

マルチタスクかっこいい!バリバリ仕事してるぜ。

不可能を可能にする!がんばろうぜ!

やりたい事は全部やろう!欲張りに生きよう!

もし、こんなマウントを取られ、


「私って・・・。
何もできていないな・・・

みんな輝いていて
凄いな・・・・・。」

そのように感じるのであれば、

安心してください。

「やりたい事は全部できない」

これが現実です。

普通のことなのです。

死ぬまでにやりたい25個のリスト

しかし、

「やりたい事は全部やろう!」

「やればできるっ!」

「生産性の鬼!」

という思考では

実際には限られた人生の中で
何を選択すれば良いか?

がわからなくなってきます。

わからないというよりは、
目を背けているというのが正確でしょう。


この本では、
死ぬまでにやりたい25個のリストを作り、

さらに「5個」まで絞るということ推奨していました。

ウォーレン・バフェットさんのアイデアだそうです。

早速、リストを作ってみました。

私の場合は25個もありませんでした。

残ったものは、「7つ」ありました。

この本の著者も5個には絞りきれていないようです。

完璧主義にならず、
まず、リストを作り、自分で優先順位をつけてみることを
お勧めします。

私の場合は7つでしたが、
その中の3つは同じカテゴリ内に含まれていました。

そして、
まだ実践していないものも、
7つの中に含まれています。

捨てたものは・・・。

つい最近まで重きを置いていた、
資格の勉強です。

1500時間以上という時間を費やしています。

しかし
「死ぬまでにやりたいか?

取りたいものか?」

となると、

「別に・・・。そうではありません・・・」

でした。

しかし、資格の勉強をしている間は
嫌な会社の事を忘れられました。

この判断が良いか悪いかはわかりません。

見切りを付ける時期が来ているのか?
それとも続けるべきか・・・?

わかりません。

本には・・・。

それ以外は

勇気を持ってバッサリ切る。

と書かれています。

もしかすると再開する時期が来るかもしれませんが、

少なくとも「今」は

「切る」という判断になります。



現実は思い通りにはなりません・・・。

(続く)


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す