久し振りに泣いた出来事

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こんばんは。
恋愛婚活アドバイザー&カウンセラーのやまだです。


今日は珍しく悲しい話なので動物モノに弱い人悲しい内容なんて読みたくない人はここで引き返してくださいね。



仕事帰りに買い物へ行こうとしたある日のこと。


2羽のツバメが巣の周りを慌ただしく飛んでいるのに遭遇しました。
何だろう?と思って見上げると巣のふちで何かがブラブラしています。


その瞬間、目の前(足元)にヒナが落ちて来ました。



頭を打つように落ち仰向けで動かなかったので死んでいるのかと思いましたが、わずかに口をパクパク動かしています。


親ツバメは心配そうに我が子を探してそわそわしています。




法律のことは理解していたけど、ヒナを巣に戻してあげなければ!と思ったので近くのドラッグストアに脚立か梯子がないか聞きに行きました。




ツバメとヒナ.png


脚立などは置いてないと言うので、次は近くの交番に駆け込みましたが警察官は駐在しておらず。



その次にビルの管理人室に行き事情を説明すると、管理人さんは十分な高さの脚立を持って現場に向かってくれました。



ところが。

巣の場所を見るなり「ここまでならうちの管轄だけどこの先は管理外だから無理」と言うのです。


だったら私にそれを貸してもらえませんか?とお願いをしたら、ビルの事務所からの申請(許可)があればできると言われたので事務所に行き説明をしました。



事務所の人は市に電話をしてくれたのですが、最終的に鳥獣保護法により


人は触ってはいけない
巣の近くなら親がいるので何とかするはず


という理由で脚立は貸してもらえず、ヒナは落ちた場所に放置してくださいと言われてしまったのです。




誰も悪くない。
管理人さんも事務所の人も市の担当者も法律や規則に従っただけ。



だけど私は思わず、ヒナを助けるための脚立を借りるだけなのに法律や許可が・・・ということに心底絶望して、


本当にしょーもない国ですね



と言ってしまいました。



もちろんいろいろ対応してくださったことに感謝を述べて去りましたけどね。




ツバメとクローバー.png



何もできなかったこと、目の前の小さな命を助けることができなかった自分に腹が立ち。


夫が帰って来てすぐにその話をしたら、夕食より先に「何かできることをしよう」ともう1度ヒナの元に一緒に行ってくれることになりました。



ヒナの落ちた場所には事務所の人が赤い三角コーン(パイロン)を置いてくれたようで「ツバメのヒナが落ちています。そっと見守ってあげてください」との貼り紙がありました。



でもそこから少し離れた場所でヒナはすでに死んでいました。



母ツバメが子を気にかけて私たちの周りを飛んでいるのが切なくて申し訳なくて。




ヒナは空いていた家のプランターに埋めました。
完全に土に還った頃に花を植えようと思います。


それすら法律違反かも知れませんが、それぐらいのことは許してくれよと。




巣に戻せてもヒナは死んでいたかもしれません。


ただ柔軟性がなく何でも法律が規則が許可が・・・というこの国の在り方にはときどきガッカリします。



小さな命より大事な規則って何なん?

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