こんにちは、にしです。
この記事では、大人の発達障害の方で、仕事のミスから立ち直るのが苦手な方にヒントを紹介します。
発達障害(ADHD/ASD)当事者で、元サラリーマンの僕の経験も交えて紹介します。
この記事を読むことで、仕事のミスを引きずってしまう人は、引きずらないメソッドを身につけ、気を楽に仕事が進められるようになります。
また、仕事で活躍することで、自分を責める必要が無くなり自己肯定感が上がります!
職場でのミスを引きずる理由
発達障害(ADHD/ASD)を持つ人が職場で悩みを抱えることは少なくないです。
特に、様々な場面で特性が悪い方へ出てしまい、ミスにつながることがあります。
「また書類作成の期限が守れずに怒られてしまった。」(ADHDの不注意)
「会議中に余計な発言をして雰囲気を悪くしてしまった。」(ADHDの衝動性)
「上司から、『もう少し空気を読むように』と注意された。」(ASDのコミュニケーション障害)
発達障害に理解があり、相談に乗ってくれる人がいるのであれば、心強いです。
しかし、相談できる人がいない、いても相談しにくい場合もありますよね。
自分から辛さを発信できる人は、定型発達者を含めて、中々いません。
ほとんどの人は、自分のミスしたあとの心のケアをしていないのです。
もちろん、パッと切り替えられる人もいますが、そんなことができる人は一握りだと僕は考えています。
すぐには切り替えできなくても、多くの場合は時間が経てば、忘れることで切り替えられると考えています。
しかし、発達障害のある人は、これまでの人生で失敗した経験が多く、記憶に定着してしまっています。
そのため、自己肯定感が低い人が多く、ミスしたことに意識が集中してしまい、気分を切り替えるのが苦手になりがちです。
今までの人生で数多くの失敗を重ねて自分に自信を持てなくなってしまっているのです。
はっきり言って、辛いです。
ミスをするたびに自分に対する怒りや失望を抱え込み、どんどんネガティブな感情を抱えていきます。
最悪、心がパンクして、二次障害を持つことにもつながります。
実際、考え方や物事の捉え方は、すぐに変えられるものではありません。長くカウンセリングや治療を受けて少しずつ改善していくものです。
しかし、今この瞬間のミスをした自分をセルフケアできるとしたらどうでしょう?
気が楽になると思いませんか?
ミスから立ち上がる第一歩
ミスをしたときに、こんな風に考えることはありますか?
・自分は無価値だと感じる。
・毎回他の人と比べて、自分は役に立っていないと考えてしまう。
・発達障害の特性が仕事での成功を妨げている。
パッと考えが及ぶ「自動思考」です。
発達障害の人が仕事でミスをしたとき、例に挙げたような自動思考が、とても強いストレスを引き起こすことがあります。
しかし、安心してください。
このような状況に立ち向かうことは可能です。
自動思考は解消できます。
例えば、僕が職場(今はフリーランスですが)でミスをしてしまった時の考え方。
最初はどうしても落ち込みます。
しかし、僕のノートには「失敗を繰り返して成功を得る」といったメモがあります。
スマホにもメモを作っています。
職場でミスを繰り返し、居場所を失いかけたことがあります。
当初は、自分は役立たずだと落ち込みましたが、ミスは僕の成長の一部だと切り替えたのです。
すると、リカバリーへの意欲がわき、ミスを早々に回収して取り戻すことができるようになっていきました。
小さな成功を積み重ねていくと、自動思考で落ち込むことも減りました。
この記事を通して、こんな理想の未来を手にするヒントがあります。
・自分の発達障害の特性を受け入れ、それを利点に変えることができる。
・自分は役立たずではないことを認識し、自己肯定感を高めることができる。
・仕事での成功を手に入れ、充実感ある生活を送ることができる。
これからあなたが仕事で成功し、ミスに縛られなくなることを願い、以下の3つを実現するヒントを提案します。
・仕事での成功と自分への尊重を手に入れる。
・自分の発達障害を克服し、強みを手に入れる。
・自己受容と自己肯定感を高め、充実感あふれる人生を楽しむ。
解決策
では、あなたはどのように課題を克服できると思いますか?
僕が提案する解決策は以下の通りです。
「不得意なことを嘆くのはやめて、得意なことに目を向ける」
解決策の理由と根拠
なぜこの解決策が効果的かを詳しく説明しましょう:
1.自分の得意分野に注力することで、自己成長が可能です。
2.発達障害の特性を受け入れ、それを利点として活用できます。
3.自己評価を高め、ポジティブで積極的な自己意識を持てます。
1は、不得意なことをできるようにするより、得意なことを伸ばす方が時間に指定1/10ほどに短縮できるというデータがあることが証明しています。
職場の都合もあるので、やりたいことだけ、やるわけにはいかないでしょう。
しかし、得意分野で成果を出すことで、あなたのキャリアに追い風を吹かせることは可能です。
2.は、ご自身の特性をしっかりと理解し自己理解を深めることが第一歩です。
どんな事が得意で、どんなことが苦手かをリストアップしましょう。
ノートに書きだすと整理がしやすいです。
そして、得意なことはどう活かせるのか、逆に苦手なことを軽減する方法は無いか、文書にしておきましょう。
3.今までは、ネガティブで自己否定的な思いに引っ張られてきました。
その呪縛を断ち切るのです。
出来ないことを少しずつできるようになればよいですし、得意なことはどんどん力を発揮すればよいのです。
この考え方にネガティブな要素はありません。
とても前向きでポジティブではないですか?
具体的な例
以下は、不得意なことにフォーカスする代わりに、得意なことに目を向けることで成功を収めた実際の例です
「Tさんは、もともと事務職でしたが、数字を使う作業が苦手で仕事にストレスを感じていました。
しかし、自分にはもともと絵が得意でillustratorやPhotoshopを使えることを活かし、グラフィックデザインの分野で成功を収めました。」
「システムエンジニアのにしさんは、プログラミングがあまり得意ではないことがコンプレックスで、品質の低いプログラミングしかできないため、肩身が狭く、職場でネガティブな感情を抱えていました。
しかし、にしさんは、自分は人と話すのが好きで、コミュニケーションが得意だと気付き、プロジェクトマネージャーを目指しました。
そして、プロジェクトのコーディネーターとして、プロジェクトが円滑に機能するために重要な役割を果たしました。」
自分の得意を見つけよう
どのようにすれば得意なことを見つけられるか解決策の詳細を以下に示します。
あなたが自信を持てる分野を探していきましょう。
・得意な分野を活用して、仕事や日常生活で役立つ方法を見つけましょう。
・発達障害のさまざまな特性を理解し、あなたの特性を強みに変える方法を探しましょう。
・他の人が苦手にしていてできていないけど、自分にはできることを探しましょう。
僕もこの方法で、できることを見つけ、自己肯定感を取り戻しました。
僕は、仕事でミスを繰り返していて、怒られるのが嫌で仕方ありませんでした。
「いつまでも怒られてばかりでは辛くなるばかりだな」
「僕にできることは何だろう」
と考えるようにしたのです。
そして「いつか成功する」と目標を掲げ、自分の得意な分野を探しました。
「自分は人の喜ぶ顔を見るのが好きなこと(こだわり特性)」と「細かくフォローをできる(こだわり特性)」ことから、職場の新人を育成するトレーナーとして活動しました。
トレーナーとして一定の成果が出た後は、忙しいプロジェクトの中でプロジェクトリーダーとして、メンバーを管理し成果を出していく役割を与えられました。
おおよそ1年の間に、お荷物社員からリーダーまで立場が変わりました。
これは、自分の発達障害特性を活かせた例です。
僕はADHDの衝動性が強く、感情のコントロールが難しいなど、苦手な分野もあります。
苦手な作業はメンバーとシェアしてもらったり、上司にチェックをしてもらうなど、配慮をお願いしていました。
自分の得意な分野に注力し、発達障害の特性を利用することで、仕事でのミスを減らし、自己評価を高めることができます。
さいごに
発達障害の人は、まずは自分の特性を理解することが大切です。
その上で、得意なことに焦点を当てていきましょう。
仕事でのミスで傷ついた心を癒し、自己評価を高められます。
自己受容と自己肯定感を育むために、あなたもぜひこのアプローチを試してみてください。
もしもっと詳細な情報や具体的なアドバイスをお求めであれば、遠慮なくお知らせください。
自分自身を受け入れ、成功を収めるための第一歩となります。
発達障害の特性はあなたの強みとなる可能性を秘めています。
悪いことばかりに目を向けず、自分を信じて一歩踏み出してください。
あなたが自己受容と成功を実現できるよう、お手伝いできることがあれば、お知らせください。
大人の発達障害の方が仕事で悩むことを聞かせてください。相談に乗らせていただきます。トークルーム一時間の商品です。
こちらは電話による相談サービスです。平日夜と土日祝の昼・夜に稼働しています。カレンダーを見て予約をお願いいたします。
自己紹介
"にし★発達障害と双極性障害を克服"です。
僕は、発達障害(ADHD/ASD)を持つ障害者です。
ココナラで大人の発達障害の方向けに、お仕事のお悩みを聞き、ご相談いただくサービスを提供しています。
当事者だからこそ分かり合えるという、貴重なサービスだと自負しています。
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