メンバーの時間配分よりも意識共有に目を向ける

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ビジネス・マーケティング
チームメンバーの時間を管理しようとするリーダーがいます。でも、この時間管理、メンバーにとっては、監視されているようで嫌気がさしてきます。

また、時間管理は、「なぜ業務Aに2時間もかけているの? 通常30分で終わるでしょ」というように、マイナス評価につながりやすい。

管理する側だけでなく、管理される側もこのような意識になります。


だから、30分で終わらなかった場合、メンバーは、なぜそうなったのか、理由を用意しなくてはなりません。「途中で電話が入って」とか「途中でこの仕事の依頼があって」とか。そして、こういうことがしばらく続くと、そのうちに、あらかじめ理由(言い訳)を用意するようになります。しかも、この理由だとリーダーはすぐに納得してくれなかったが、あの理由はすぐに納得してくれた、という学習結果を踏まえて。メンバーにとって、理由の確からしさはどうでもよく、リーダーがすぐに納得してくれる理由かどうかが大事になります。


そして、これは、想定よりも長くかかった場合だけでなく、短時間で終わった場合も同様です。例えば20分で終わったとき、そのままリーダーに伝わると、次から想定時間を20分に減らされる恐れがあります。だから、短時間で終わった理由を考えることになります。しかも、自らの首を絞めるような申告はしません。


果たしてこれらは生産性のある行動でしょうか? 何のために時間管理するのかわからないですよね。しかも、メンバー同士示し合わせてリーダーに対して隠し事をする、それをリーダーが助長しているようにもみえます。

時間配分ではなく、どの業務にどういう意識を向けてもらうか、業務の意味や重要性を共有する方がよっぽど意味があると思うのですが・・・

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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