指示よりも、後押しの一言が部下の心を動かす

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ビジネス・マーケティング
部下が一番ほしいのは、褒められることでも、指示でも注意でもなく、”上司からの後押しの一言” ではないか、と僕は思います。

上司A:「こういう点に十分注意してこうこうこうして進めて!くれぐれも勝手な判断で動かないようにね」と言われるのと、

上司B:「よく考えて、自分の思うとおりに進めてみて!何があっても後の責任は僕がとるから」と言われて送り出されるのと、

どちらがモチベーションが上がるでしょうか? どちらが自分事としてしっかり考えて進めようと思えるでしょうか?


かつての僕は、典型的な上司Aのタイプでした。そして、僕の周りを見ていると、ほとんどのリーダーが上司Aのタイプだと感じます。上司Aの方が、リーダーである自分は仕事をした気になれるし、自分が動かしている感覚が持てて気持ちいいし、常に自分の想定内の動きがなされて安心ですよね。

でも、ある時、「これでは、リーダーである自分が、チームをまるで自分の所有物のように扱っていることにならないか。“部下のため”と思ってしてきたことが、本当は、部下のためではなく“自分が満足したいため”、もっと言えば、指示通りに動かなかった部下が悪い、つまり、“自分が言い訳できる(=自分を守る)予防線” になっていないだろうか?」という疑問が湧いてきました。


お客様に対して『お客様のため』を考えるのと同様に、部下に対しても『本当の部下のため』を考えて言動を変えてみると、少し職場が活気づくかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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