今のチームの状態を直視する

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ビジネス・マーケティング
チームを良くするためには、まず始めに、“チームの今の状態がどうなっているのか(=現状)” をきちんと把握する必要があります。でも、僕を含め自分のことを客観的に直視できない人が多いのと同様に、今の状態をきちんと直視できていない(=現状把握ができていない)チームは意外と多いものです。

では、チームの状態をどのように直視したらよいのか。僕は、現状を正しく把握するためには2方面からのアプローチが必要だと考えています。

1つは、(本音の意見を言ってくれる雰囲気をつくって)メンバー1人ひとりに個別にヒアリングする。本音が言える雰囲気をつくるために、こちらも全てを本音で語り、「本音で語っても(何を言っても)大丈夫なんだよ」というメッセージを送り続け、そして、何を言われても受け止めます。耳の痛いことでも、「そうだよね」、「そう思うんだ」と、客観的(第三者のよう)に、誘導も否定もせずに聴く。そうすると、初めは警戒していても、少しずつ本音の意見が出てきます。

リーダーである自分が考えていることとメンバーが考えていることのギャップにショックを受けるかもしれませんが、それが実態(むしろ自然)であり、その実態を直視します。

もう1つは、うまくいっていないチームではいろいろな問題が起こりがちですが、問題が起きたとき、その単発の問題だけを見る(小手先の対策をとってしまうと本当の問題が見えなくなります)のではなく、それに関連した一連の問題や根っ子の問題まで掘り起こしてしっかり見るようにしています。そうすると、問題の本質が表れて(浮かび上がって)きます。


これら2つのことを徹底的に行えば、チームの状態は大方把握できると思います。そして、把握できた現状を、包み隠さずありのまま、メンバーと共有する。職場改革はここから始まるのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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