ちょっとおどろおどろしい、妖怪イラストですよね。w
妖怪で有名といえば、東京の調布市は、妖怪漫画で有名な水木しげるさんの仕事場があったので町おこしのきっかけにしたり、調布市深大寺には、妖怪をモチーフにしたスポットがいくつかあったと記憶しています。
しかしここ京都というのは、そうした東京の妖怪感覚より、もっと生活に密着したレベルで妖怪のリアリティを感じられる場所なのです。
なぜかというと、京都に住んで以降、サイキック系の人に出会うと、
「あ〜身近に、妖怪〜いるね〜いっぱい。さすが京都、うふふ...」
みたいな呟きをいただくんですね(汗)....
これは東京に住んでいた時には、まずいただいたことのないコメントでした。
そして3月初旬、サイキック・並木良和氏までもが、京都1dayセミナーで京都が好きな理由は京都にはまだ妖怪がふつ〜にいるからだということを、イントロダクションで語っていたのも印象深かったです。
並木氏はこう言ってましたね。
京都には結界が張ってある。上空にざるをひっくり返したような結界があるので、スムーズに天に上がれないという事情があり、結界が作られた当時の妖怪がそのまま中に閉じ込められてしまったという事情がある。
だから、京都には古典的な妖怪がいまだに街をうろついていることがあるんだとか。
そして、並木さんが京都で歩いていると、ちょうど水木しげるの漫画の子泣き爺みたいなのが人にしがみついているところを目撃したそうで、きっと、おぶさられた人は、だるくてだるくて、めちゃめちゃ疲れを感じているだろうなぁ〜と思いながら、通り過ぎたんだと言っていました。
その上、京都では死後も昔の衣装を着て、古の生活を続けている人たちが歩き回っていて、現代の人に重なるようにして、そのまま京都に住まっているらしいんです。京都だけでなく奈良とか岐阜とか、そもそも古都には、昔の格好をしたまま生活を続けている人たち(ホログラムみたいな残像・思念)がまだ動いていたりするし、海外でも古城とか旧遺跡があるような場所でそうした姿を目にするので、旅行はそういうところも楽しいんだと、並木氏はそう言ってましたよ。w
普通の人はそんな楽しみ方はできないですが、そんな話を聞くと、見えないけれど、京都にはきっとこんな衣装で歩き回っている雅な?人たちがいるんでしょうね。
確かに京都の中心には、鬼伝説やもののけにまつわる物語、百鬼夜行などのお話がたくさん残っています。
しかしそれら異形の者は伝説ではなく、わずかであってもまだ現役で京都に存在する、と霊能者が言うのですから、京都は、物語の世界と現実が交差している多次元都市なんですね。
で、今日は、特殊体質の自分の身に実際に起こったプチ体験を含めて、京都の結界と妖怪事情について、詳しく深掘りして書いていこうと思っています。
今日も長いですので、覚悟して読んでください。w
◆改めて、結界をはることになった京都の場所とは
陰陽師さんからのお話ですが、そもそも、京都で妖怪が閉じ込められることになったその結界には、歴史があります。
ここで一旦、京都がそもそもどんな場所で、人がどんな意識で暮らしているのか、というのを再確認するために、京都の基本的な知識の確認から入りたいと思います。
実は、京都とは近畿地方の人にとって、京都府を指す言葉でも、京都市を指す言葉でもありません。