隠遁と陽遁

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あと2日で、夏至がやってきます。
気の世界では、この日を境に、陰陽が入れ替わります。
稀に、行事カレンダー系ですと、ようとん、いんとん、という言葉がカレンダーに入っていたりもするのですが、見かけたことはありますか?

宇宙の気というのは、大きく分けて、4つの重要な切り替わりのポイントがあります。
冬至から始まり、次に春分、そして今回・夏至、最後に秋分の4つです。
これらが、一年の気エネルギーの切り替わりが起こる通過点になります。
 大規模広範囲でこれが起こるので、この4つの起点は、地球上の人類全体の集合意識にいつの時代においても影響を与えてきました。

これはスピリチュアルで今、言われるようになったような類の目新しいものではなく、東西問わず、あらゆる文化圏で、太古の昔から知られていた知識であり、暦を作るために天文観測をした文明社会が、記録に膨大な時間を費やし、その後の人々の意識や気の動きとの関連性を観察・記録した結果、法則化させるなかでわかってきた知識なのです。

 日本でも古来からこの気の変わり目は大事にされていて、この日を挟んだ前後にはさまざまな行事が行われます。例えば、京都では、古くから夏至は、大祓えの儀式、茅の輪くぐりなど、この変わり目以降の人々の精神と現実の安泰を祈っておこなわれる行事がありますよ。
西洋圏にもそうした名残は各地にあり、北欧でも夏至祭というのがあるそうです。特別なポイントだという認識があったという証拠です。

さて、ブログの扉写真を見てみて欲しいんですが、この写真、実は陰陽タオの図が描かれています。光っているポイントが、夏至を意味しているところだと、気づけましたか?w

 S字にみえて、実はひねりがあり、メビウスの環のように、エネルギーが流れて回転していく中で、ちょうど陰陽の入れ替わりになるポイントが、この夏至なんだとわかると、いま私たちが非常に重要なところにいるんだということが明らかになってきます。

そして、同時にこれは平面ではなく、立体として捉えた場合、まさに地球そのものなんだということがわかりますでしょうか。w

地球って南半球と北半球に分かれますよね。
北半球はここから隠遁して、どんどん日が短くなっていきますが、南半球はここから陽遁して、どんどん日が長くなっていくんです。
例えば、日本とオーストラリア、季節が逆ですね....。
陰陽が逆ってことです。

このように、地球それ自体が、メビウスの輪のようにエネルギーがめぐっているタオのマークを地でいっている惑星なんですよ。
 南半球と北半球が、極になっていて、そのひねりの中心に来た時が、ちょうど夏至だと考えると、地球全体にとっておおきく流れが変わっていく夏至のダイナミックさが伝わるのではないでしょうか。


 形自体が物語るように地球の法則は、極端な2極を行ったり来たりする、メビウスの輪の法則で縛られています。ですからその惑星の中で暮らしているわたしたちの意識もこの宇宙原則に縛られているんです。
そして私たちは昼と夜という陰陽を回転し、一年という陰陽を回転し、人生の四季をめぐり、ずっとずっとクルクル回転してきたんです。
 輪廻の輪を繰り返しながら、何万年もね。

ヨーロッパでもこのダイナミックな地球エネルギーの切り替わりは重視されていて、冬至に近い12月25日のキリストの誕生日に対し、半年前の夏至、6月24日は、洗礼者ヨハネの誕生日とされ、お祝いされています。
ヨハネはどうでもよく、要するに夏至を重視していた行事があって、夏至の神聖さを利用して、キリスト教がヨハネを結びつけた、とも考えられるお祭りです。
その日には、真夏に天空が開くそうで、こうした夏至のお祭りには、地・水・火・風 すべての妖精が勢ぞろいするという伝説が西洋圏では伝わっているそうです。そしてその妖精たちは、人間に叡智を授け、真の意志に対して、救いをもたらしてくれる、と。

 ディズニー映画・アナと雪の女王2では、この4元素が映画の中で出てきましたよね。北欧モチーフのお話とされているので、そこと関わらせたのかもしれませんね。
 映画ではあと一つの要素が、それをつなぐ存在・かけはしの妖精エルサ、みたいな解釈になってましたが、ん〜、私的には、4元素????5元素めがエルサ?と、よくわかりません。
 アナと雪の女王は、翻訳された内容と英語圏にむけた内容が乖離しているので、余計暗示的な比喩はわからないですが、もしかすると、自然界のエレメンツという意味では、東洋と同じものについて語っているのかもしれません。

 みなさんもご存知のように日本の陰陽五行や算命学では、木火土金水の5要素が基本ですが、中央アジアあたりでは、地水火風空の5元素になってもいて、私の考察では、空=金、風=木であり、中央アジアや中国大陸で、極東や日本に伝わっていく時点で、同じものを指しているのにそれを表す言葉がちがって行ったのだろうと思っています。
(この辺りももともと何を表すものなのか、大学でその概念を調べて行って、背景や詳細を確認していく必要がありそうです。)

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(日々是活き生き暮らし歳時記より出典)

節入り日でもわかるように、気エネルギーは、毎年この24にわけた気の時計のようなものをクルクルと繰り返しています。
24節気は、宇宙エネルギーの流れを時計のように知ることができ、いまどんなエネルギーにいるのかが非常にわかりやすく有用性が高い仕組みでした。


ちなみに私がプロファイリングや日々の気を計算する際に、よく使う、生活上、使えるカレンダーは、こちら。書き込みをするのにはまったく向いていませんが、さっとエネルギーやクライエントの気の流れを確認するには非常に便利なんです。
 何かを始める時に、天冲殺を確認すること、そして日々の事象を読む必要がある時に使ったりしています。
 デザインが和に偏っているので、インテリア的には合わないお家もあると思いますが、24節気、60干支、隠遁、陽遁がのってるなど、すべての要素を満たすものなので、日々自分と宇宙の関係をみていくにもお役立ちですよ。w


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型に縛られて生きたくないひともいますし、指標があったほうがかえって型の中で自分を自由に表現できるという人だっていますので、宇宙エネルギーの利用は、自分にあった使い方をすれば良いと思います。


京都の夏はここからがじごくやでぇえええ〜〜!?

と根っからの京都人に脅されながらw、夏至から良い方向へ変わっていく最適化を期待し、体調に気をつけて進んでいこうと思います。

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