性なる話

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昨日、数年ぶりに新宿2丁目で飲んできました。
あつまるLGBTの世代がぜんぜん違うんで、はたして同じ目線で話ができるのかと言うと微妙なところもありますがw、新宿二丁目はただでさえ、あっちを向いてもこっちを向いても変わった人が多いので、ちょっとくらい人と違っていても全く気にされない、という気楽な面はあります。
 LGBTバーにしても観光バーから本格的なとこまで、いろんなところがありますが、そのなかでも比較的FTMトランスジェンダーの男性のいるバーは、男女にこだわることなく「多様性」ということを意識して実践している方が多いという印象です。割とピュアな男性たちですかね。実際、男前多いですしね。
 多様性重視の観点から受け入れるこういう場所ではノンケのひとや人生迷ったティーンエイジャー上がりのような子供たちも混じってきたりするので、彼らが丁寧にその子たちの話を聞いてるのをみて、やっぱりこいつら、ほんと優しい男たちだよなぁ〜と思いました。
 そういう彼らは、女子に関わることが多いけど、自分が行くなら逆に男性限定のゲイバーに行くと落ち着く面があるそうです。普通にゲイなんだと思われるから、言わなくても気づかれないんだって。w
 色々、普通の人とは違った生き方をしている人から話を聞くと、自分も頑張らなきゃなと思ったり、面白いなぁと思います。

 最近は、氷川きよしさんがありのままの自分で生きることを選択されて、賛否両論ですけど、実際、改めて仲間に聞いても表にはでないだけで本当に多くのLGBT芸能人がそういうところにやってきているんですよ。
 だって、統計上11人に一人はLGBTなんですよ?左利きの人をみつけるのと同じような割合で存在する。どれだけのひとが隠しているのか。ってことですけど、日本では真面目に語られないですね。

 並木さんも自分のことは言及しないけど、やっぱり、そうだよね。ってみんなも思ってるはずで、並木さんも自分の心地よさを追求したら、ああ言うスタイルになったわけなので、ご自身も認められているのだろうと思います。
 でも一方、目覚めを選択した人は、それについてことさら何かを言うこともなく並木さんのスタイルを受け入れている。それもすごいことだなぁと。
 並木ストは女性多いですが、その女性たちの心の器もすごいなぁと思う。美輪明宏が石を投げられ、バッシングを受けた昭和の時代を考えたら、ものすごい魂の進化だと思うんだよね。
どんだけ、魂が成長してるんだろうかって驚くよね。w
 美輪さんがIkkoが嫌いだって昔、テレビで話していて、午未天中殺と子丑天中殺の対立かぁ、絶対分かり合えなさそうだ〜って思って見てたんですけど、美輪さんはLGBTをふざけたタレントネタにしないで!本気で悩んでその人たちの命がかかってることをIKKOはわかってない....って話してて、IKKOは美輪さん尊敬してますって話してたけど、自分たちが身近な存在になることで市民権を得ようとしていたのかもしれない。レインボーパレードをよく思わない人も含めて、LGBTのなかでもさまざまな価値観が飛び交います。
 でも、もうそろそろLGBT当事者が自虐ネタさらして自分の存在を認めてもらう動きをしなくても、ああ、そうなんだねってみんながさらっと当たり前のように受け止める時代もくるんだろうな、と私は思いますよ。

 そもそも昨夜もバーで、ディズニー・プリンセスの相手がいつも王子様なのは、やっぱり違和感を感じるよなぁ、みたいな話になって、現代の流れで言えば、王子&王子とかプリンセス・プリンセスな関係だって生まれてくるかもね、それはいつだろう、なんて話していたら、マーベルがいろんな作品で、LGBT設定を活用していくようになったということを聞いて、ああ、やっぱり〜。とうなづいちゃったんですよ。

 例えば、マーベルのスーパーマンシリーズで、今初代クラーク・ケントのジュニア(息子)がスーパーマンを継いでいるそうなんですけど、その恋人が日系人男性なんだそうです。バイセクシャルの設定だそうです。
表紙を見たら、日系人だけに?メガネかけてる!!
ジェンダー理解が遅れている日本人へのメッセージですかねぇ。
イケメンカップルなので、検索してみてくださいませ。w

でもね〜LGBTの場所へ行っていつも気になるのがね〜......
こんなこと言っていいんだろうかって感じの爆弾発言かもしれないけど、後ろ向きのLGBT入りって言うやつがあるんですよね。本気で自分の性別を悩んだ人たち、性的指向を悩んだ人たちに乗っかるようにして、男で嫌な思いをしたから、とか女にもう飽き飽きしたから、っていう後ろ向きな理由でそういうコミュニティに入ってくる人たちもいるわけ。
 そうすると、そういうひとたちとうっかりカップルになってしまった、幼心に傷を持ったLGBT当事者のひとは、いつのまにかそういう結婚や恋愛の負け犬的な気持ちを抱えた人間たちに絡め取られて、純粋な気持ちでつきあううちにいつの間にかやさぐれたカップル関係に落とされてしまう。だから現場が非常にドロドロしてくるんです。
 自身は元からLGBTではなかったひとが、LGBTパートナーの自己価値見積もりが低いことを薄々感じてるんでしょうね。カップル内でパワハラとかモラハラ発言とか平気でしちゃう関係が出来上がってて、そういうのを見かけると、わたしは、なんだかなぁ〜と思っちゃうんだよね。(汗)
 女性の体に変えた元男性のトランスジェンダーも普通の男性から性的な関係の中でかなりひどいDVを受けたりする場合があって、でも怖くて人にそれを言えなかったり。
自己無価値感があると、やっぱりDVにあっても、こんな自分だから当然って思っちゃうんだよね。そして我慢してると、その人の周りの場が荒れてくる。
だから、日本でも性の多様性への理解がもっと進めばいいなぁと思います。

なんでもそうですけど、お互いに敬意がなければ、建設的な精神的なパートナーシップってできないよね。
それはLGBTでなくても一緒。マナーですよね〜。

 ノンケの女性にしてもそうだけど、世間の男に傷つけられた傷は、トランスジェンダー男性に癒してもらおうとせず、自分で自分のこころの傷を癒してから、次の恋愛に行ってほしいものです。苦しみって、誰かに癒してもらうものじゃないです。自分で癒すしかないんですよ。

若い人たちが、興味本位でLGBTコミュニティにきても、LGBTが恋愛の相手と愛に困ってるに違いないと思い込んで近づくノンケの方々がいたとしても、そう言う関係からは結局なにも得られないんだってことを知っててほしいです。LGBTのひとたちはカップルになっても、そこで彼らにしかわからない精神的な問題が生じても、そもそも相談する場所がない。
 彼らのためにも、自分の心のお手当のためではなく、相手と本気で幸せになろうという前向きな気持ちがある人だけコミュニティに来てほしいなぁ。と内心思ってます。

 じつは私、昔、算命学の鑑定学校で先生に、LGBTは幸せになれない宿命だという講義を受けました。吐き捨てるように言われたのがすごく印象的で、だから余計に反発感が募ったんですよね。それにうんうん、とうなづいてる、おばちゃん生徒たちの反応にも違和感があって。
ええっ、それってちがうでしょ。
幸せって、人それぞれじゃない?って。
そうやって決めつけているけど、実際先生、ゲイにあったことあるんですか?って、ちょっとでも彼らのことを知ろうとしたことあるんですか?
って、自分は思った。(別に人権擁護家でもなんでもないんだけど、その時ばかりは思った。)

ゲイカップルだって、心の傷はあるにせよ、仲良く楽しく暮らしている人たちはいくらでもいるし。助け合いのコミュ二ティがノンケのひとたちより手厚かったりもするところもある。普通とちょっとちがう性的な関係はあるかもしれないけど、そんなのノンケの人たちだって変態プレーを楽しんでる人達だっていっぱいいるんだから、ひとのことをあれこれ言えないんじゃないの。

だから算命学で、幸せになれませんってどうして決めつけるんだろう?って驚いちゃったんだよね。古代中国大陸にだって、絶対LGBTはいて、日本にもゲイ文化があって、特に女性がほとんどいない戦場では彼らの働きがあったから軍の統制が取れている面もあったんじゃないかと思う。
 刑務所の死刑囚だって、執行まで結婚の望みはないので、おたがいに性的な関係を結び合ってるのを見たと言ってた人がいた。
ひとがひとをもとめることは、性別を超える。
どんなに否定しようとも、そういう関係は事実としてあるんだ、ってことを無視するのは難しいよね。算命学では、そういう現象までも否定するんですか?
だとしたら、どんな根拠で?って言いたくなったわけ。

だから自分の意見ではね、
「ゲイはゲイである以上、世間からも理解されないし、もう幸せになれません。」って、鑑定学校では言われたけど、それは違うの。

確かに陰陽のエネルギーでいえば、男性同士なら陽と陽だし、女性同士なら陰と陰だから、反発し合うエネルギーになるかもしれない。エネルギーのコラボが、男女のコラボとは違う。
 それだけに普通と違う、長続きするための付き合い方のコツはあるけど、かえってそれぞれの自立した関係性がキーポイントになるだけだ、と実学算命学では考えているんです。
 家系も、精子バンクとか代理出産などの科学を使わなければ、自分の代で閉じるということだから、次の代に託せばいい通常の男女のカップルとは違ったかたちで生きる覚悟がいる。
 自分の存在理由というか、自分の生きる意味みたいなものを心の中でしっかりと見据えないとならない。もし恋人がいたとしても、普通の人よりも自分がずっと個をしっかり確立させる必要があるってことなんだよね。
 異性愛の男女のカップルのように、相手の気と自分の気と、二人の気が入り混じって化学変化するようなことを期待せずに生きていく形で維持する方法を考えればいい。

 だから、ゲイカップルの人は、もちろんビアンの人たちもそうだけど、相手の反応を引き出そうとしたり、相手になにかを期待しないで。
って私はアドバイスする。
 自分ひとりでも生きていける強さがあって、はじめて不安のない本物の愛が育めるんだ、ってことを知っておいてって、思います。
それは、異性愛の男女のカップルよりも早く悟ったパートナーシップの形だから、自分の結婚の形にプライドも持ってほしい。
 たくさんのひとたちが、自分の生き方、を公表しているのは、次の世代のLGBTのひとたちに、行きやすい道を用意してあげたいからなんです。
今LGBTの青少年は、その人たちのおかげで、おそらくこれから先の時代は、もう悩んで命を断つ必要なんてないから、信じて、明日を歩んでほしいと思う。

・・にしても、
ゲイに何度もナンパされた格闘家のノンケのおじいちゃんから、おじいちゃんをナンパした人の名前をずらずらきいたけど、ものすごい有名人ほどゲイで、えええ〜映画評論家のあの人も!?....そうだったのか、って流石に驚くことばかり。あの時代に名を成しながら、自分であることも忘れないその開き直りがすごいと思ったね....
 ゲイコミュも色々だというから一概にこうだ、ということは言えませんけどね...LGBT社会も、多次元世界の一つの宇宙なんですよね。







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