つい、この人の元に帰りたくなる・司禄星さんを理解する

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今日は、司禄星さんを実学算命学で語りたいと思います。司禄星主星のかたをメインに語りますが、主星以外でもどこかにあればその要素を持ちます。
 一般的に、算命学では司禄星は、魅力本能の陰の星、蓄財の星、家庭の星、妻の星、倹約、堅実、蓄積の人などと呼ばれます。

 魅力本能の星ですが、禄存星さんのようなわかりやすい「魅力ビーム」は出しません。感覚でいうと、禄存星さんは人力アナログ電波。でも司禄星さんの魅力ビームは、デジタルな感じです。...はい、これじゃ、余計わかんないっスよね・・(汗)ごめんなさい。
 禄存星さんの魅力ビームは、標的にしている目的が周りから見て、わかりやすいのですよ。誰に好かれたいのか。高評価を得たいのか。w
 でも司禄星さんは、魅力ビームをサイレンサー銃で打つので、標的にしている目標が周りからはよく見えません。相手からなにかを奪う(剋す)エネルギーコードをつなげますが、正面切って表口から相手のコンセントに差し込む禄存星ビームと、裏口からそっと入っていって、相手のコンセントを差し込むの司禄星ビームという違いがあるというか。
 もちろん、善悪の話をしているわけではないですよ!w
これは、本人の顕在意識や倫理観を超えた、純粋にエネルギーの動き方の話です。

 そもそも、司禄星さんは、安全を確保したいという気持ちがあります。
その辺は鳳閣星さんと似ていますが、鳳閣星さんは(無形の)ゆったりとした安定感に裏付けられた精神的な安心感にこだわります。(だから鳳閣星さんは精神の星。)
でも司禄星さんは、現実面(有形)での安全確保による安心感にこだわる、という囚われがあります。(だから司禄星さんは現実の星に分類される。)
 例えば、鳳閣星さんは、お金がなくても生活に安定感があれば、満足できます。でも司禄星さんは預金残高の桁が消えるとたちまち心が安定しなくなります。現実(三次元的に価値のあるもの)にちゃんと裏付けられないと司禄星さんの安心感や安定感はないからなんです。

 ですから、鳳閣星と司禄星が二つある人は、未来の安心・安定にこだわり手堅く財を貯めるでしょうね。w
そして、司禄星さんは、過去の実績に裏付けられた蓄積によって将来のお金や信用を得ようとします。禄存星さんは、未来に向けた投資によって将来のお金や信用を得ようとします。
お金を得たい、とおもっても、陰陽で向いている時間軸の方向が違うんですよね。面白い....w

 だから司禄星さんは、権威による認証や実績を大事にします。自分に対しても、人に対しても。
 デジタルといったもう一つの理由は、思考がレゴブロックみたいだなぁと思うからです。棚ぼた的な禄存星の思考とは違います。

 レゴって、何かを作る時、途中が抜けて結論にいきなり行き着かないですよね。何ができるかプロセスだけ見るとわからないなかコツコツ、コツコツと頭の中の設計図が出来上がるのを信じて、積み上げ続けていかなくてはならない。その積み上げ力のモチベーションがいるので、普通の人は苦痛なんですが、司禄星さんは平気です。それをやった後に欲しいものが得られる、価値があると考えられるなら、何時間でも何日でも続けることができる。
 ということは、だから、暗記式や詰め込み式の勉強も結構得意。学業では、答えのない答えを新しく見つけ出すような勉強は、(伝達の星がない場合)不得意ですが、すでに答えが決まっているもののためにコツコツ努力することは、逆に得意なのです。
 テストというのは、やったらやっただけわかりやすく見えやすい報酬がちゃんとありますよね。しかもそれは確約されている。確約されているからやれるんです。
 もし、テストが教師の主観によって点数がいじられるというシステムだったならば、司禄星さんは勝ち目がある保証がない限り、手を出したがらないと思います。そう言う点では、日本の教育システムは割と向いています。
 司禄星さん、禄存星さんは、お勉強して高学歴になると、高い報酬がもらえるという日本の社会の仕組みを知っているので、子供の頃、勉強は好きではないものの、報酬をもらうためにちゃんと課題やテストはこなしていけるんです。
 だから一般人で高学歴な人の宿命には、禄存星・司禄星がたくさんある人がわりと多いんです。本当に学問の探求が好きな玉堂星・龍高星の方よりも、以外にもそっちの方が多い。w
 このひとたちは大学は、高い報酬を得るためのステップであって、そこで学ぶ学問自体が本当に好きかどうかは、実はあまり関係ないからです。親も喜んでくれる。自分も将来、財の土台になる。だから大学に行く。
 この間、仕事で青山学院大学に行きましたが、いかにも禄存星・司禄星なひとが多い。持ち物含め、外見の気遣い度合いが国立中堅大学の層とはちがいました...。ゆとりあるなぁ〜!w お嬢様・おぼっちゃまの集団を目の当たりにして、今の日本の経済の二極化も感じました。(うわ〜やっぱり、親ガチャだね。)
 大学=人類の知の発展を目指すなら、本当に知を追求したいタイプの人が大学に行きたがらない仕組みになってる点で、明らかに日本の教育システムの設定が間違ってるってことを一方で物語っています。

例えば、わかりやすいところで、ビリギャルこと小林さやかさんの宿命を見てみます。ビリギャルとは、小学4年生並みの知識のギャルが偏差値の高い慶應大学に受かるまでの奇跡のストーリーが書籍や映画になったという話題の人です。
 さて、ビリギャルさんは、やっぱり陽占に玉堂星・龍高星がありません。表に出ないところに龍高星がありますが、裏の龍高星は知を引き出す環境がない限り、直接学校のお勉強に面白さを感じることはすくないでしょう。
 つまり、ビリギャルさんがお勉強が基本的にお好きじゃないっていうのは間違いありません。今もお好きじゃないです。別に受験を通して、お勉強の面白さに目覚めたわけではないのです。w ここ、ポイントね!
 で、代わりにあるのは、宿命にある禄存星。そして、大運に14歳から回っている禄存星・司禄星なんですね。これをみても、勉強自体がモチベーションではありません。「高学歴になることによって、高い報酬が得られる」ということがモチベーションすべて、の大学進学なんです。
 しかも天将星もお持ちの主星・車騎星ですから、負けず嫌い。一旦目標を定めたら鬼のように寝食忘れてやりますし、何日でも徹夜できます。
これは、ビリギャルさんに親からもらったIQと最身強のエネルギーがあったから、やり遂げられたことだったんです。

だからね、ビリギャルさんのお話は誰にでも当てはまる話ではありませんよ。w やればできる、っていうのは、実際は嘘になります。IQとやれる可能性がある宿命に生まれていれば、たしかに私も「やればできる」と思います。
でもやれない宿命の子供に「やればできる」は、逆に酷になりますね..。だから親御さんには、本当にお子さんに向いたことを探して欲しいです。
子供に向いた進路の環境設定が、結局は幸せになりますからね。

 というわけで、高学歴だから物を知っていて判断力がある、というのは真実ではありません。よく「大学を辞めたくなってしまった」とおっしゃる玉堂星さん、龍高星さんがいて「まわりが浅はかでチャラチャラしてて、とても頭のいい人とは思えない。大学が学ぶ場所じゃない、」と感じる。と悩まれて相談されるのですが、ハイ。それは高学歴な場所に禄存星司禄星さんがたくさんいるからです。もちろん、魅力本能の星なので、処世術というか教師受けも玉堂星さん龍高星さんより良いでしょう。そんな理由です。学ぶことより、学歴を得た先にある報酬が目的の人が大学に存在するのは世の常なので、あまり気にしないようにしましょう!

司禄星さんの話に戻ります。
司禄星さんは、現実に自分軸を取られやすいので実は繊細です。繊細だからこそ、蓄財に励み、安全を確保しようとしますし、自分の土台を盤石にするための努力を惜しみません。そして、安全確保のために危機に備え、なにごとも準備万端にしておきます。ひとより、安全基準が高いんです。w(ん?緑十字?!)

だから、司禄星さんに防災用の備蓄のことを尋ねると、ほぼ100%の方がちゃんとしてある、と答えます。彼らが「お金がない!」と慌てているのをみても、心配しないでくださいよ?
 これは「(私の安全圏の額をお金が下回った!)」という意味なので、一家が生活できる分の生活費は、ちゃんと別なところに用意してあるのですよ。w その辺りは、がっちりしています。だから、家庭を任せて安心、妻として安心。いろんな方面から、自分の所属する身内の安全をちゃんと守ってくれてる人ですし、そもそも危なそうな人をパートナーに選ばないので、結婚運も(邪魔する星がなければ)基本的には良いのです。

ただし、司禄星さんが財を増やすためには、宿命に伝達の星があると良いですね。未来を直感的に当てる鳳閣星や調舒星があれば、財にスポットを当てた未来予測ができるので、財を増やす情報をうまく活用し、それほど動きがないけれども確実な複利で資産を増やしてくれる方法を見つけて、運用できたりするからです。伝達の星がないと、手堅すぎて、新しいこと、確実性のないことを恐れすぎ、酷い場合はタンス預金に近い形になってしまうこともあります。

 安心安全な人とお付き合いしたいので、自身も信用されるように動きますし、周りに置く人間もそういう人を好みます。ですから、買うものは財産として残るもの、保証のあるもの、つまり目に見えるものを大切にします。そうでなければ、逆に極端になり、失ってもいいと思える格安のものを使い捨てる。
 そして基本的には無形サービスに投資することに、罪悪感がある人です。
例えば、マッサージを受けるとか、鑑賞とか、形にならないものにお金をたくさん使うのには基本、抵抗があります。
 だから、自分への「プチご褒美」として自分の記念日に自分にプレゼントして、幸せを噛みしめる。そんな可愛らしい主婦だったりするんですよ。w

問題は、今ある利益に固執しやすいので、なかなか自分の環境を変えることができません。司禄星に中殺がかかっていたり、意識が低くなると、過去の栄光やサンクコストにしがみつきやすい、という特徴もあります。自分をゼロにできないのです。(断捨離しにくい。)

 そんなわけで不動産とも非常に相性が良いです。
なぜかというと、土地はなにがあっても価値がゼロ円にはならないからです。株のようなものはゼロになりかねないので、手を出しません。
そして、不動産は値段の動き方がゆっくりで、何年でも持っておける。
動きの速い財は、安全を脅かすかもしれないので、面倒なのです。
投資するなら、リスクヘッジをした投資信託とかですね。

もしかしたら、ゼロになってしまうかもしれないけど、当たれば大儲けみたいなのは、禄存星や車騎星を持ってる方の思い切りの良さがいります。
その星が他にあるなら、もうちょっと大きく回せる勇気が持てるかもしれません。

そして、司禄星さんの心の安定の柱は、自分は人に信用されているという感覚にもあります。大きく好かれなくてもいいけど、大事にされている、という感覚。揺らがない関係性。目上の人に疑われるなんてことがあると、パニックです。これからが不安になります。不安から妄想にかられることも。
司禄星さんは寄り添い型の魅力ビームをだします。
人間って、誰しも心の帰る場所が欲しい生き物。
 お母さんって、(普通のお母さんである場合、)絶対的に子供が安心できる場所ですよね。何があっても安全。
 そんな空母のような魅力を出すんですよね。
だから、ついつい、気がつけばこの人のところにみんな帰ってきちゃう。w

地味で手堅く堅実だけど、深いところで相手をうけとめる度量があって、相手に安心感を与えてくれる人だから、内面の人間的な魅力にいつの間にか、周りのひとがとりつかれてしまうんです。
 そして、この人が言うんだったら、と人が深いところで無条件に信用するようになるんです。司禄星さんは、そこまでの信頼関係も誠実にしっかり蓄積していきます。壊すのは一瞬、積み上げるのは、数十年かかる。
長く続けることの価値を一番よくわかっているのが司禄星さんなんです。

かといって、司禄星さんがどんな人をも受け入れているわけではないです。
司禄星さんは、信頼置けない、もしくはこれは信頼関係が積み上がらない相手だと思った時は、いきなり関係性にシャッターを下ろします。
それ以上、蓄積しても価値を生まないからです。人間関係も節約志向。
そこもはっきりしていて、デジタル式です。

 そうそう、昔こんなことがありました。家を建てようと思い、10年以上前に、BESSというハウスメーカーさんの営業さんとお話をした時なんですが。とりあえず、どんな家を建てているのかリサーチしにきたわたしたちに、
即座に「DM、建てる気がなかったら、すぐにやめますので、ご連絡ください。」と言われました。
 (えっ!見学終わったばかりで、まだパートナーと具体的な話し合いもしてないのにか?!)とすごくびっくりしました。
 建築資金はちゃんとあったんですが、無いと思われたのかな?...とか、何がシャットアウトの理由なのだろうか?と、自分もお客様相手の仕事だったので、こんな失礼なことはまず初回から言わないな〜、と結構、戸惑いました。

でもその方にしてみれば、自社の資源の節約なんですよね。
DM代を望みのないお客さんに毎回送っても、蓄積にならない。だから、コストカットしたい。(でもちょっと早くやりすぎ)
で、我々は数字や物体ではないのになぁという違和感が強く残って、「この人に一生の家づくりはおねがいしたくないな。」と思いましたが、私、反発・反抗の星がありますのでw、営業マンさんのためにDMいらないですってもちろん会社にわざわざ連絡してあげなかった....。

 でもBESSは、他のどこのハウスメーカよりもいち早くDMを打ち切ってきましたよね。w 当時は、宣伝広告費にお金かけられないほど逼迫していたのかもしれませんが.....
 司禄星型の営業マンは、結果がでなさそうなことを無理に結果につなげるような努力は基本的にしません。どちらかというと毎日コンタクトをとって、売り込むわけでもなく、世間話をして、自分をお客さんに気に入ってもらったあと相手の心が動くのを静かに待つようなタイプだと思います。
その営業マンさん、車騎星ももってたのかな、と思います。
 そんなわけで、じっくり型営業で、お客さんのリピーターがつきやすいのも、司禄星の営業マンの仕事の特徴だと思います。

♪帰ってこいよ〜♪帰ってこいよ〜かえって〜こいよぉ〜!!
演歌歌手、松村和子さんのヒット曲です。
はい。そうです。松村和子さん、主星「司禄星」の方でございます。
帰りたくなる魅力。まさに宿命に合致した曲を歌いました。

司禄星さん、魅力ビームは相手の背中にサイレンサー付きの銃で打ちます。打たれた人は、打たれたことに気がつかないけど、背中に紐がつながっているので、打たれた人はなんだかこの人の元に帰ってきちゃうんですよね。w
 最初はそんなに気にもならなかったのに、積み重ねができてくると、気づくと離れがたくなってしまう。司禄星さんはこの人を得たいと思った時、そういう魅力を計算してひっそりと出す方です。

司禄星さんは子供やご主人・奥さんが帰ってきたくなる居場所を作るのがうまい方。結婚をしたいと思っても、結婚はある意味で博打。司禄星さんからプロポーズして積極的に動くことは(行動の星がない場合)あまりないので、自分から想いを伝えると良いかもしれません。

並木良和さんも主星「司禄星」です。
まさに帰ってきたくなる魅力ですね。
手堅く、今日も頑張ってください。司禄星さん!

実学算命学Jemmyでした。
























































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