●タイヤの構成要素
1. トレッド
合成ゴムと天然ゴムでできており、路面をグリップして方向安定性と耐摩耗性をもたらす「キャップ」、転がり抵抗とケーシングへのダメージを軽減する「ベース」、トレッドからサイドウォールへの最適な移行部を形成する「ショルダー」の3つの部分で構成されています。
2. ジョイントレスキャッププライ
タイヤの外層部のすぐ下にあり、ゴムに埋め込まれたナイロンコードは、高速走行への適合性を高めます。
3. ベルトプライ(スチールコード採用)
高強度のスチールコードで、形状保持性と方向安定性を高めます。
転がり抵抗を低減するとともに、タイヤの走行性能を向上させます。
4. テキスタイルコードプライ
レーヨンやゴム入りポリエステルが内圧をコントロールし、タイヤの形状を維持します。
5. インナーライナー
ブチルゴムでできており、空気の入った内室を密閉し、チューブレスタイヤではチューブの役割を果たす。
6. サイドウォール
外部の損傷や大気の状態からケーシングを保護します。
サイドウォールには、タイヤに関する情報が記載されています。
7. ビード(ビードリインフォースメント )
ナイロン繊維とアラミド繊維でできており、方向安定性を高め、正確なステアリングを可能にします。
8. ビードアペックス
合成ゴム製のこの素材も、方向安定性と操舵精度を高めるとともに、快適性を向上させます。
9. ビードコア。
スチール製のワイヤーをゴムの中に埋め込んだもので、タイヤがリムにしっかりと固定されます。