自分で創る自分の車 No.26

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「タイヤ」について 6

■タイヤの部品
乗用車のタイヤは、複雑な設計の産物です。
数多くのゴムコンパウンド、カーボンブラック、シリカ等さまざまな種類の充填剤、化学物質や鉱物などで構成されています。
ここでは、タイヤがどのように構成されているかをご紹介します。
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●タイヤの構成要素

1. トレッド
合成ゴムと天然ゴムでできており、路面をグリップして方向安定性と耐摩耗性をもたらす「キャップ」、転がり抵抗とケーシングへのダメージを軽減する「ベース」、トレッドからサイドウォールへの最適な移行部を形成する「ショルダー」の3つの部分で構成されています。  

2. ジョイントレスキャッププライ
タイヤの外層部のすぐ下にあり、ゴムに埋め込まれたナイロンコードは、高速走行への適合性を高めます。

3. ベルトプライ(スチールコード採用)
高強度のスチールコードで、形状保持性と方向安定性を高めます。
転がり抵抗を低減するとともに、タイヤの走行性能を向上させます。

4. テキスタイルコードプライ
レーヨンやゴム入りポリエステルが内圧をコントロールし、タイヤの形状を維持します。

5. インナーライナー
ブチルゴムでできており、空気の入った内室を密閉し、チューブレスタイヤではチューブの役割を果たす。

6. サイドウォール
外部の損傷や大気の状態からケーシングを保護します。
サイドウォールには、タイヤに関する情報が記載されています。

7. ビード(ビードリインフォースメント )
ナイロン繊維とアラミド繊維でできており、方向安定性を高め、正確なステアリングを可能にします。

8. ビードアペックス
合成ゴム製のこの素材も、方向安定性と操舵精度を高めるとともに、快適性を向上させます。

9. ビードコア。
スチール製のワイヤーをゴムの中に埋め込んだもので、タイヤがリムにしっかりと固定されます。


以上、6回にわたり「タイヤ」について基本的な内容ですが書かせていただきました。
もし車をお持ちであれば、時々タイヤを気に掛けていただけると幸いです。
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